それは、3時間目の英語の時間に起きた、不思議事件。
窓際の席のりりか。
突然振り向き、付箋を渡してきた、、、
きたなす
と書いてあった、、、
ん?なに?
今日は、那須くんの合格発表。
休み時間の度に、スマホをチェックしてた。
ーーーはい、菊池、次のとこ、読んで?
立ち上がったとき、
クラスのドアが空いた、、、
バーーーーーン!!!!
現れたのは私服の那須くん!!!
ひゅーーー♡
ひゅーーー♡
はっと気づいたら、私の両手は那須くんの首にかけられ、
那須くんの右手は私の腰、左手は頭を押さえてた、、、
( ̄O ̄;) ( ̄O ̄;)
ゆっくり、、、離れた、、、、😅
恥ずかしくて、廻りが見れなかった。
おめでとうございます!!!
りりかの号令でみんなが言ってくれた。
英語の担任が、、、
ーーーーー那須か?受かったのか?早稲田?
ーーーーーよかったな、とりあえず、、、進めていいか?
そう堅い挨拶をして、私の手を引いて、誰も居ない廊下を走りだした。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。