焦る、、、
太輔が家出してるから、ずっとウチにいる。
10日に行きたい、会いたいのに。
あなた、明日から3日間、家帰るわ
9日10日11日のこと?
ガチ?
おっと、、、思わず、、、
長い?
12日花火パトロールだよ?その時間まで会えないとか?
そーなるかも。
ガチ
わかった、、、
ごめん、、オレ、、、
お見合い、、、
太輔っ!!
カレカノごっこ中に結婚はして欲しくないけど、その後なら、いいから。
結婚しないよ
オレ、ずっとあなたと居たい
今みたいに、都合よく会って、都合よく暮らしていたい
都合よく抱いて?
都合よく忘れていけばいいよ
むぎゅーーーーっっ
なんでそんなこと言うの?
たいすけ、幸せになって欲しいの
あなたとは幸せになれないの?
もう今、幸せだからね、、、
黙ってしまった、、、
あたしは、何も出来ず、カレシを見つめていた。
シャワーしてくる、、、
カレシは、そう言うと、バスルームへ。
しばらくして、びしょびしょのまま出てきて、
私を抱きしめた。
もっと、上があると思うんだ。
ん?なに?
時間を重ねていくっていう、幸せのカタチもあるよ
一緒におじさんとおばさんになって、
さらに、おじいさんとおばあちゃんになりたい
ありがと、、、
しばらく抱き合ったけど、堪らなくなり言った。
この水たまり、誰が掃除すんの?
うわっ、ごめんっっ
真っ裸のカレシは、バスルームに帰っていった。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。