大きめの高橋くんのパーカーに、スキニー。
キャップを被り、
小さめの鞄。
ふっ、あんたは堕ちると思ったぜ?
車に乗って、映画館。
車を降りたら、手を繋ぐ。そんなの、ここに書かなきゃなことじゃない。
中学生のデートみたいに、あたしに言う。
あたし、もうすぐ40なんだけど、、、笑
あ、逆にそーゆーの必要な歳なのかな?
そんなことくらいで、そんな顔すんの?
イマイチな席も、時にはいいよね
ボロ泣きして、コーラのこと、忘れてた、、、
ねぇ?高橋くん、、、って振り返ったら、フツーにポップコーン食ってた。
え?!
見てた?!
えーーーーっっ?!
そんな動揺してたからなのか、、、
帰りは、私の左手を掴んできた、、、
そう、高橋くんが、右手を出して、行こうって。
え?そっち側は、、、
太輔の向きなんだけど、、、
なに???
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!