第892話

☆一緒に歩く♡
1,021
2020/07/29 14:58
あなたと手を繋いで歩く




ただ、それだけの事なのに、、、




それすらオレたちは、出来なかった。















こんなに好きなのに。










信号待ちで、あなたがオレを覗き込む。






高橋くん
高橋くん
どうしたの?って?
あなた

(うなずく)

高橋くん
高橋くん
あなたといる事に、感動してる
あなた

ふふっ

あなたがにこっと、笑った、、、、





笑うんだ、



あなた、笑うんだね




高橋くん
高橋くん
あなたの、かわいい声は聞けないんだ
あなた

・・・ふっ

少しうなずいて、悲しそうに笑った。






身体がバラバラになりそう、、、








関節という関節が外れてしまいそう










あなた

んー

あなたが指を指した。






中学の先生してた時のアパートみたいなアパート。









3階まで上がる。








鍵は、オレが開けた。










高橋くん
高橋くん
あ。




あの頃と同じように暮らしてた。


オレがあなたと恋に落ちた、あの部屋。









なんで、ダメになったんだっけ?

そんな事を考えてた。








バカでかいテーブルにあなたが紙を貼り付けていく





高橋くん
高橋くん
なにするの?
あなた

ボールペンを手渡され、、


あなたは、そこに




石倉あなた



と書いた。
















知りたい?








高橋くん
高橋くん
うん、知りたい。教えて

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