バスケ部トップ4、
成績も、クラス10位に入ってくるようになっちまった、、、
スゲ〜な、こいつら。
太輔ならそう言うよね。
そう思いながら仕事を終え、学校を出た。
校門から左に曲がると、高橋くんの家の前を通る道に出る。
今日も左に曲がった。
100メートルくらい行ったあたりに、学生がひとり、座ってる。
高橋くんだったりして💜
待ってたよー会いたかったからー
なんて、、、
ある訳ないか。
よく見ることなく、素通り。
軽く、こんばんは、と。
ナニシカトシテンダヨ
聴き慣れた声だった。
振り返ると、高橋くん
話したいって、言ってたじゃん、、、
うち、くる?誰もいない
うちにしない?罪の重さが違うよね
なーーーーんにも話さなかった。
高橋くんは、家で食べたと言ってた。
アイスとコーラ、少しのお菓子、ビールを買った。
いくらのおにぎりも。
今日は、恋人バージョンの高橋くん
イチャイチャしてくる、、、
なぁ、セックスしたい
うん
シたら教えてよ
えー、、、
むちゃくちゃにされた
あたしも、むちゃくちゃにシてやった
なんか、これが最後かも、とか思って。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!