藤ヶ谷先生のおうちは、高台にあった。
・・・らしい。
坂を下っていくと、高橋くんの家があった。
あ、ここまでこれば、、、
真っ暗な細い道、
足が痛くて、
危ないのはわかってたけど、
近道をした。
ずさっ、、、
ずさっ、、
ずささ、、、
どうしよう、、、立てなくなっちゃった
今、1番会いたくない人だった。
泣き顔だし、
泥まるけのギプス
と言ったら、急に耐えられなくなってしまった。
しくしく泣いてたのが、、、
わんわん泣き出してしまった、、、
高橋くんは、私の脇を抱えて立たせてくれた。
泣き泣き、歩いて帰った。
高橋くんはついて来た、、、
口が滑った
リュックの奥にある、昨日からずっと入ってる上着を渡した。
なにもかも、耐えられなくなってた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。