第145話

発電所の下で
3,569
2020/05/07 08:26
高橋くん
高橋くん
どーする?

発電所の自販機で買った飲み物を手渡しながら、




真っ直ぐなまなざし、

少し甘めの話し方、

声は低め、



そんなこと、先生は教えてません!!








あ、いけない、現実逃避から戻れない、、、
高橋くん
高橋くん
それに、藤ヶ谷に電話してないよね?
高橋くん
高橋くん
さっき、かけ直すって言ってたぞ?
あなた

あ、、、

あなた

掛けてみようかな

あなた

電源入らない、、、

高橋くん
高橋くん
オレの使う?
あなた

ダメでしょ

高橋くん
高橋くん
そこは、、、わかってんのな、、、
あなた

家に帰る。

高橋くん
高橋くん
返したくない、また藤ヶ谷のオンナになるの?
あなた

もう、戻らない

高橋くん
高橋くん
あなたちゃん、そんなこと、できるかな?
高橋くん
高橋くん
送るよ
あなた

待って、、、キスしよ?





ダメだよ、ほんとに帰りたくなくなるから、、、といいながら、、、




2人のキスは、どんどん深くなり、



服の上から、



触り、存在を確かめた、、、





高橋くん
高橋くん
ホントに、待っててよ
高橋くん
高橋くん
どこにも行かないで。
高橋くん
高橋くん
この先、長いよね、、
高橋くん
高橋くん
出来るだけ、2人でいようね
高橋くん
高橋くん
あなた、、、好きだよ






忘れたくない、、、



















私の心の、どこまで入って来てるの?



もう、奥の奥まできちゃったのかな?













簡単には、出て行けないところまで、行ってるの?



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