どこに行ってるんだろう、、、
新婚旅行だろうか。
ハワイかな、台湾かな、、、
ご飯を食べてても、
テレビを見てても、
学校までの道あるいてても、
ずっとそんなこと、考えてた。
バスケ部は先生なしではできないとかで、私がかりだされた。
地獄。
真夏なのに、長袖ジャージ萌え袖のマネージャー
若い子は大変だ。
中に肌着着てると、それ以上着たくない。
なによ、、、
でも、藤ヶ谷先生とのこと、こんな風に思ってたんだろうね。
10日、別れ話かな。
あれ?付き合ってないか、、、
午前中でバスケ部は終わり、職員室へ。
白石さんが鍵を持って来た。
ほんと、美人。
高橋くんと並んでると、芸能人みたい。
廊下に出ると、一気に顔が曇る。
ふわっと、風を巻いて、彼女は帰って行った。
あの時、
ドンっとされた時と
同じ香りがした、、、
いつだったか、
高橋くんが言ってた、
白石と付き合って、抑えておくから。
その意味がわかった、、、
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!