ジンside
今日はお休みの日!
それでね、リビングでみんなでゲームしてたんだ。
いつの間にかメンバーのうち2人が消えてたけどねㅎ
きっと、部屋で話でもしてるんだろ。
そう思ってた。
そうして、残ったメンバーでゲームを再開した。
少し経った時、リビングのドアが勢い良く開いた。
『バンッ』
みんなの視線が、ドアの方へ向く。
そこには、
腕を押さえたジミナが立っていた。
その腕からは、赤い液体のようなものが滴っている。
途端にリビングが騒がしくなる。
僕は、ジミナに駆け寄って腕を見せてもらう。
その隣にユンギも駆け寄ってきた。
ジミナは腕の傷が痛いと泣いている。
なんで、こんなことに…?
自分でやったのか?それとも、誰かにやられたのか?
どれにしても、取り敢えず本人に聞くしかないな。
グガがしたって、?
そんなはず…ないだろ。
でも、だとしたらそれ以外に誰が…?
どうすればいいんだ、?
その時、救急箱を取りに行っていたホビが戻ってきた。
いろいろ不明な部分はあるが、取り敢えずジミナの手当てを済ました。
ほんとに、グガがやったのか…?
いや、まだ、まだグガの話を聞いてないよ。
それに、僕見えたんだ。
ジミナがみんなから見えないように、笑ってたのを。
やっぱり、決めつけるのはまだ早いかもしれない。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。