ジョングクside
自分が避けて通ればいいじゃん。
ちゃんと、踊れてるはずなんだけどな。
自分で行ってきてよ。僕に押し付けるな。
僕をそんなに嫌うなら、殺せば良かったじゃないか。
こんなの、生き地獄だよ。
思ったことがあっても、言える訳がない。
反論できる訳がない。
僕が何を思っているかなんて考えず、
思ったことをそのまま言ってくるヒョンたち。
しんどい。しんどすぎる。
こんなに苦しいなら、いっそのこと…
ヒョンたちが僕を庇ってくれてる。
それを理解した途端、視界が歪んだ。
足元にポタポタと水滴が落ちる。
まだ、まだ大丈夫だ。
僕は、まだ耐えられる。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!