8月の朝
僕は、いつもどうり、学校へ遅刻して、
先生に怒られた。
僕は 寝坊だって言ってるけど、そんなわけない。そりゃあ朝は苦手だけどね←
この学校にはいじめがある。 とてつもない。とても酷い。
学校をあげていじめをするのだ。
先輩だろうが。後輩だろうが。友達だろうが。なんであろうが。
学級委員でも、生徒会でも、教師でも、
止めることは不可能だ。
僕は、まさにターゲット。すごいよね。
こんなに学校の生徒数がいるのに、
僕が選ばれるなんて。
おかげさまで、大絶賛大怪我中。
心も身体もぼろぼろ。
心身ともに死んでいる。
そんな中、転校生がやってきた。
先生『今日は転校生を紹介します。』
ほんとにさ、大変だね。
ガラガラ…………
入ってきたのは僕より少し背の高めの女の子。
先生が黒板に名前を書く。
【泡波 麗】
黒髪ロングの良く似合う、美人で、したたかな女の子。
『よろしく…』
あーあーあー大変だねぇぇー
こんなカスみたいな腐った学校に転校だなんて、、、
しかも、、
先生『泡波はころんの隣に座りなさい。』
隣が空いてるのは僕しかいないんだよ。
そう、僕、青柳 心論 【アオヤギ コロン】
の隣しか。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。