流星side
医師
「大西さ〜ん体調どうですか?」
なんで、、なんで生きてんの、、、
もう分からんくなって、思いっきり手首を切ったら
だんだんフワフワしてきて、、
あぁ、、楽になれる、、かも
って思ってそのまま意識を手放した
でも、、、目を開けるとそこは病院で、、、
みんなが救急車を呼んでくれたとお医者さんから言われた
医師
「皆さん心配してました。藤原さんがメッセージ書いてくれてますので読んでみてくださいね?」
「あと、いつでもいいからメンバーさんでもご家族の方でも、会いたいなぁってと思ったら言ってくだい」
「では失礼します。」
流星
「……」
机の上に置かれたメモ帳サイズの紙
見たくない、、、はずなんに
なんだか、、気になって、、、、
流星
「ふぅ、、、」
読んでみた
〈流星へ
まずは、読んでくれてありがとう。
きっとすごく勇気をだした読んでくれてると思います。
あんまり長く書くのもあれやから二つだけ言わせてな?
みんな心配してす。流星に会いたがってます。今すぐに、とは言わへん流星も会いたいなぁって思ってくれた時に電話下さい。
丈一郎より。〉
ポタッ、、ポタッポタ
流星
「うぅっ、、っはぁ、、っ」
きっと急いで書いてくれたんやろう…
所々、間違えてたり、二つだけって言ったんに三つ書いてあったりする
やけどそんな、、暖かい丈くんの字を見たら
涙が溢れて、、、会いたくなっちゃって
、、、、気づいたらお医者さんに頼んでいた
和也side
丈一郎
『っほんまですか?!、、すぐ行きます!』
和也
「なんやった、、?」
あの事があった翌日、まだみんな不安が顔に出まくりで、、、、
そんな中、急に病院から丈くんに電話がかかってきた
丈一郎
「、、っ流星が、、俺らに会いたいって、、」
恭平
「えっ、、ほんま?」
びっくりした、、まさかこんなに早く会いたいって言ってくれると思わんかったから
丈一郎
「…大吾、行けるか?」
大吾
「っうん、、っ行く、、会いたぃ」
昨日の事もあり、やっぱり大吾を連れていくのは心配やけど
でも皆んなで行ってあげた方がええよね
って話になり俺らは6人で流星の所へ向かった
流星side
コンコンッ
丈一郎
「流星、、?」
流星
「っあ…」
数十分もすると、大好きな6人が来てくれた
和也
「もう大丈夫なん?体」
駿佑
「無理せんでええですからね?」
流星
「…うん」
言わなあかんことは沢山あるのに
みんなに謝らなあかんのに
上手く声が出えへんくて、、
困っていると
大吾
「…流星はなんも謝らんでええから」
「気にせんでええから」
流星
「っぇ、、」
大吾
「大丈夫やから流星が、今までどれだけ頑張ってたかも
辛かったかも俺ら分かってるから…
今回のことも、全然気にせんでええ」
「…ただ、、どんなに辛くても、、、自分を傷つけることはせんで、、?体は大事にして、、?
それだけ守ってくれればええから…」
流星
「っだぃちゃ、、」
「っうん、、っごめっ、、ごめっなさっはぁっ、、っグスッ」
大吾
「っみんな、、っりゅせがっ生きてて良かったってっはぁ思ってるんやで?っ」
和也
「そうやで?今日流星に会えて良かった
ありがとうね会ってくれて」
謙社
「俺もめっちゃ嬉しかったです」
丈一郎
「うんそやなほんま良かった」
恭平
「もう、、二人とも泣かんでくださいよ~」
俺の周りにはこんなにも温かくて、優しい6人が居る
それを改めて感じた日やった
終
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。