歩けば学校の人が皆振り向くもんだから 、
いつもの猫背が自然にシャキっとしてたし 、……
ちょっとだけ 、寝るか …
寝そべっているらしく豪奢な天井と 、誰かの声が聞こえる。
感覚は無くて 、体は動かない 。
唯一動く首を頑張って動かすと 、2人の男がいる 。
血塗れた剣を持って 。
2人の男はその場を後にする 。
俺?の口が勝手に動き 、「生きてる」と言う 。
周りを見れば血塗れで 、腹には小刀が突き刺さったままだ 。
そして夢の中でも眠気が襲い、俺の視界は閉じられた 。
目が覚めると悪寒がして 、冷や汗を沢山かいていた 。
ついでに家庭科での傷が痛んで 、
絆創膏に血が滲む 。傷が開いたのだろう 。
本当 、最近どうかしてる ………
次の日 、嫌な予感しかしないので朝早く出て 、
門が開いた瞬間学校へ入った 。
事務の人でさえも俺を凝視してる …… はあ
もう少し静かにしてようと思い眼鏡を急遽買いに行った 。
度は弱めだけども 。
後ろから元気よく飛びついてくる 。
そして俺は昨日の夢を話した 。
少し顔を顰めるこいつ 。
そうだったら悲しすぎる …
殺された挙句放置されてそのまま死 ………
それをオカルト好きな君が言う …… ?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。