第20話

パーティ
2,628
2018/03/20 11:28
ふぅ…。


疲れた…


今は、社長さん達の偉い人への挨拶回りが終わった。


でも、和也はなんかお偉いさんとお話ししてる。


お仕事かなぁ。

ゆかり
あの…ご一緒してもよろしい?

声をかけられ振り向くと……
あなた

あっ!ゆかり先輩!


ゆかり先輩だけではなく、他の生徒会メンバーもいた。
ゆかり
今日は、お招きありがとう。
あなた

いえいえ!!
こちらこそわざわざありがとうございます!

千景
あなたちゃん、可愛いね〜
ドレスもよく似合ってる。
春馬
んね、それ、僕も思った。
あなた

ありがとうございます。
このドレス、素敵だなぁ。って思ったんですけど、
どこのブランドか教えてくれなくて…。

結城
ねぇ、ちょっと靴見てもいい?
あなた

えっ?あ、はい。
いいですけど…


なにを見たいんだろう。


結城先輩は、しゃがむ。
結城
つま先立てて見て。
私は言われた通りに、結城先輩が見ている方の足を立てる。
結城
ありがとう、もういいよ。
あ、ちょっと失礼。
そう言って、ストラップを外し何かをする。


次に、リボンの方を見た。
結城
ありがとう。
あなた

何かあったんですか?

結城
あなたちゃん、このブランド知りたい?
あなた

はい!

結城
これ、多分、和也が作ってるブランドの、ドレスと靴だよ。
あなた

…えぇ!?

ゆかり
あら、そーなの?
結城
うん、裏に名前が入ってた。
私は、しゃがんで、足の裏を見てみる。


「Loved one.」


そう書いてあった。
あなた

Loved one…

千景
愛するって意味だね。
結城
だから、愛する人へ送る。って感じらしいよ。
ゆかり
良いわね〜
神坂
失礼いたします。
和也様には口止めされて居ましたが、そのドレス。
お嬢様のためにと和也様がお作りになられたそうですよ。
近くにいた神坂がすかさず言った。



和也が…私に?
あなた

本当に…?

神坂
はい、直接聞いてみてはいかがですか?
みんなの視線が和也に向く。
あなた

でも…


その視線に気づいたのか、チラッとこちらをみた。



そして、話している人に軽く頭を下げ、こちらへ向かって歩いてくる。
和也
よう、来てくれてありがとな。
みんなが、いえいえ。とか、こちらこそ呼んでくれてありがとう。などをいう。
和也
なんかあったのか?
みんなして俺の方見てたが…

そして、次は私の方へ視線が向いた。
あなた

あ、えっと…そのー
このドレスと靴…ありがとう。

そういうと、
和也
なっ!神坂!言うなと言っただろ!?
神坂
申し訳ございません。
ですが、お嬢様も大変お喜びでしたよ?
あなた

そ、それは…

なんだか、急に恥ずかしくなってしまった。
和也
まぁ、バレたらしょうがないな。

和也もなんとなく照れているような気がする。
あなた

嬉しかったよ。
また作ってね。

私は、笑ってみせる。
和也
どーだろうな。
…気が向いたらな。
あなた

本当!?
やった〜!

ゆかり
よかったわね〜
春馬
会長のデザイン、僕も好きだよ。
その人にとっても似合ってるから。
千景
あー、それわかるわ。
こんな感じで、少しの間、生徒会メンバーで話していた。


ーひとことー

更新遅れてごめんなさい!!!

もうちょい、ペースあげますっ!

明日も、一話あげられたらいいなぁ。

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