(あの、申し訳無いんですが、着てる服の設定変えます!
ネイビーで、少し光沢のあるフレア。
トップは、レースで、七分袖でそこはレースで透けている。
靴はネイビー。ヒール8cmほどで、パールがあしらわれている。
よろしくお願いします!)
食事会の場所に着いた私は、名前を告げて、ここへ通された。
よかった、40、50人くらいいるのかと思ってたけど、本当に親しい親族だけ見たい。
私は、個室の部屋を見渡す。
10人くらいかな?
…って言うか誰もいない。
和也が先に来てるって言ってたのに。
まぁ、良いか。
私は、自分の名前が書いてあるカードが置いてある席に座る。
まだかなぁ。
すると、ガチャと、ドアが開いた。
そう言うと、私をじっと見つめる。
え…?
個室にいても聞こえてくるくらいの叫び声が響く。
私と和也は目を見合わせて、声が聞こえた方へ走った。
っー!!!
私は、息を飲んだ。
女性のウェイトレスの人が、顔をマスクで覆っている男性に拳銃を突きつけられている。
他にも2人仲間がいる。
…どう言うこと?
そう言いながら、女性のこめかみをグリグリと拳銃を突きつける。
…ひどい。
このお店のオーナーと思われる方が、急いで裏に戻って行く。
オーナーは、驚いたような顔をして、一度犯人の方を見るが裏に戻った。
そう言うと、拳銃をみんなの方に向けた。
…今だ。
私はそう叫ぶと、スッと拳銃を持っている男へ近づく。
そして、拳銃を持っている手を思い切り壁に叩きつけた。
痛みで顔が歪んだ。
落ちた拳銃を手の届かない場所へ軽く蹴る。
よいしょっ!
私は、その叩きつけた手の腕をつかみ、背負い投げをした。
すると、横で誰かが動いた。
次か。
私は、その顔向けて回し蹴りをする。
私は、その足を掴まれる。
神坂の後ろを見てみると、2人の男が横たわっていた
周りを見てみると、みんなは呆然と立ち尽くしていた。
パチ…パチ…パチ…
とわざとらしい拍手が響く。
そちらに目線を向けると、和也が立っていた。
私は、素直にその言葉を受け取った。
1人の男が、痛みに耐えながら起き上がった。
私は身構える。
もう一撃…
そうだ、首の後ろ叩いて気絶させよう。
それが一番手取り早い。
そう思い、手を振り上げる。
男は怯える。
そう言いながら、マスクをとる。
…え?
って事は…
他の男たちも起き上がる。
そう言い、マスクをとる。
千景先輩に、結城先輩、それに春馬くんまで…
後ろから声をかけられ、振り返る。
ウェイトレスさんがゆかり先輩だったなんて…!!
いや、いやいや。
ほんっとについていけてない。
私は、曖昧な返事をする。
結城先輩は微笑みかけてくる。
そう言い、先ほどの個室に戻り、食事をした。
(食事会の様子はまた次回…)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。