第9話

食事会
3,043
2018/02/11 09:24
(あの、申し訳無いんですが、着てる服の設定変えます!

ネイビーで、少し光沢のあるフレア。

トップは、レースで、七分袖でそこはレースで透けている。

靴はネイビー。ヒール8cmほどで、パールがあしらわれている。

よろしくお願いします!)
食事会の場所に着いた私は、名前を告げて、ここへ通された。

よかった、40、50人くらいいるのかと思ってたけど、本当に親しい親族だけ見たい。

私は、個室の部屋を見渡す。

10人くらいかな?


…って言うか誰もいない。

和也が先に来てるって言ってたのに。


まぁ、良いか。

私は、自分の名前が書いてあるカードが置いてある席に座る。


まだかなぁ。


すると、ガチャと、ドアが開いた。
和也
よう、
あなた

遅かったね。
先に行ってるって言ってたからもう着いてるのかと思ってた。

和也
ちょっと、用事があってな。
そう言うと、私をじっと見つめる。
あなた

な、何?

和也
いやぁ、馬子にも衣装だと思って。
オーナー
キャーッ!!!!
あなた

ちょ、失礼…

え…?


個室にいても聞こえてくるくらいの叫び声が響く。

私と和也は目を見合わせて、声が聞こえた方へ走った。



っー!!!

私は、息を飲んだ。


女性のウェイトレスの人が、顔をマスクで覆っている男性に拳銃を突きつけられている。

他にも2人仲間がいる。


…どう言うこと?
覆面男1
早く金出せよ〜
なぁ?
そう言いながら、女性のこめかみをグリグリと拳銃を突きつける。


…ひどい。
覆面男2
早くしないと、この女性…死んでしまいますよ?

このお店のオーナーと思われる方が、急いで裏に戻って行く。
覆面男3
ねぇ、逃げちゃダメだよ〜?
ちゃーんと、2人の関係も調べてあるんだからね?
オーナー
なっ!
オーナーは、驚いたような顔をして、一度犯人の方を見るが裏に戻った。
覆面男1
お前らも、警察とかに通報したら…
そう言うと、拳銃をみんなの方に向けた。



…今だ。
あなた

神坂っ!!!!

私はそう叫ぶと、スッと拳銃を持っている男へ近づく。

そして、拳銃を持っている手を思い切り壁に叩きつけた。
覆面男1
うっ!
痛みで顔が歪んだ。


落ちた拳銃を手の届かない場所へ軽く蹴る。


よいしょっ!


私は、その叩きつけた手の腕をつかみ、背負い投げをした。
あなた

お嬢様でも舐めんなよ。

すると、横で誰かが動いた。

次か。

私は、その顔向けて回し蹴りをする。
あなた

うぉっ

私は、その足を掴まれる。
あなた

神坂か、ごめん!

神坂
いえ、大丈夫です。
こちらも片付けました。
神坂の後ろを見てみると、2人の男が横たわっていた
あなた

おぉ、さすが。

神坂
お嬢様もさすがでございます。
それより、ドレスを着ていらっしゃるんですからあまり足を上げないでください。
あなた

あぁ、ごめんなさい…

周りを見てみると、みんなは呆然と立ち尽くしていた。


パチ…パチ…パチ…

とわざとらしい拍手が響く。

そちらに目線を向けると、和也が立っていた。
和也
お見事だったな。
あなた

ありがとう。

私は、素直にその言葉を受け取った。
覆面男1
うぅ…
1人の男が、痛みに耐えながら起き上がった。


私は身構える。

もう一撃…

そうだ、首の後ろ叩いて気絶させよう。

それが一番手取り早い。

そう思い、手を振り上げる。
覆面男1
ちょ、ちょっと待って!!
男は怯える。
あなた

犯人に「ちょっと待って」なんてあるか!

覆面男1
あなたちゃん、俺だよ俺!
そう言いながら、マスクをとる。


…え?
あなた

えぇ!?

千景
驚かせてごめんね〜
あなた

ち、千景先輩!?

って事は…


他の男たちも起き上がる。
覆面男3
もぉ〜、神坂さん痛いよ〜
神坂
申し訳ございません。
手加減したつもりなんですが…
覆面男2
うん、まぁ、痛かったね…
そう言い、マスクをとる。
あなた

やっぱり…

春馬
あなたちゃん、強いね〜!
かっこよかったよ〜!!!
結城
うん、かっこよかった。
何かやっていたの?
あなた

あ、はい。護身術ほどですが…。
っじゃなくて!!!!!

千景先輩に、結城先輩、それに春馬くんまで…
あなた

どういうことですか!?

ゆかり
んーと、簡単に言えば、あなたちゃんを騙してたのよ。
後ろから声をかけられ、振り返る。
あなた

えぇ!
ゆ、ゆかり先輩まで!
っていうか、さっきのウェイトレスさん…!!

ウェイトレスさんがゆかり先輩だったなんて…!!
あなた

状況がよく理解できてないんですが…

和也
お前を騙したっていうか、試したんだよ。
あなた

えっ?

和也
生徒会に相応しいかどうか…。
あ、全部録画してあるから。
いや、いやいや。

ほんっとについていけてない。
和也
だから、ゲームはもう始まってるんだよ。
あなた

…あぁ、そういうこと。
でも、明日説明するって…

和也
そう言って油断させながら、試した。
他の奴らにもこれと同じことをして、どんな行動に出るかっていうテスト。
あなた

はぁ…

私は、曖昧な返事をする。
あなた

じゃあ、今日の食事会は?

和也
それも嘘。
だけど、慎太郎様は来週帰ってくる。
その時はちゃんとあるからな。
かなり広いところで。
あなた

ほ、ほう…

ゆかり
ねぇ、せっかくだし、ここでみんな食事しない??
千景
おぉ、いいんじゃね?
春馬
やったぁー!
結城
僕もいいよ。
あなたちゃんはどうする?
結城先輩は微笑みかけてくる。
あなた

はい、私もご一緒させてください。

結城
和也は?
和也
…わかった。
俺も食べる。
ゆかり
よし!
じゃあ、シェフ!よろしくね〜
そう言い、先ほどの個室に戻り、食事をした。


(食事会の様子はまた次回…)

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