第8話

パーティへの準備
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2018/02/04 13:36
ふぅー、いいお湯だったぁ。

今何時かな?

5時30分くらい?

私、長風呂なんだよね〜

私は、バスローブを着て部屋に行く。

志乃
あ、出てきましたね。
ちゃんと保湿しましたか?
そう言って、私にお茶をくれた。
あなた

うん、したよー!

志乃
じゃあ、少ししたらメイクしましょう。
コンコン
あなた

どうぞ。

神坂
失礼いたします。
ドレスをお持ちしました。
あなた

ありがとう!

そう言って持ってきてくれたのは、淡いピンク色のドレス。

ふわっとしたフレアで、ハイウエスト。

膝丈くらい。

フレアは、動くとキラキラと綺麗に輝く。


靴は、白。

10cm弱くらいのヒールでストラップが付いている。

そのストラップは、ダイヤがあしらわれていてきっと、歩くたびに少し揺れて綺麗だと思う。

かかとの部分にはリボンが付いていて、これもまた可愛い。
あなた

うわぁ、綺麗!
可愛い!

そういうと、神坂はふっと笑い、
神坂
お喜び頂けて何よりです。
と言った。
志乃
じゃあ、早速、メイクしちゃいましょうか!
あなた

うん!

神坂
では、準備が出来次第、お呼びくださいませ。
あなた

わかった、ありがとね!神坂。

神坂は軽くお辞儀をすると出て行った。
志乃
よーし、ドレスがピンクだから、こっちもピンクを使いますね〜
それから、アイシャドウには、白も混ぜたいですよね〜!
なんか楽しそう!

志乃ちゃんはメイク好きなのかな?

すると、志乃ちゃんは、メイク道具をだしてささっとメイクをし始める。



じ、上手…!!

なんか、流れるような動きなんだけど、丁寧で、かつ、私に似合ってる!
あなた

す、すごいね、志乃ちゃん!

志乃
ありがとうございます!
メイク好きなんですよ〜
あなた

確かに、志乃ちゃんいつも綺麗!

志乃
そ、そんなこと無いですよ!
ふふっ、照れてる。

可愛い〜!


それから少しして、メイクが完成した。


時間が気になり、時計を見る。


もう、6時か。

着替えて出たらちょうどいい時間かな。


私は志乃ちゃんに渡されたドレスと靴に着替え、履き替える。



うわぁ、綺麗…。

このドレスと靴、最高!!
あなた

着替えたよー、どう?

私は、少しふざけてポーズを取って見る。
志乃
す、素敵です…!!!!
可愛い!!
どうしましょう!いっぱい写真撮りたいです!
あなた

ふふっ、そんなに興奮しないでよ〜
よし、じゃあ行ってこようかな。

志乃
はい!
コンコン
神坂
ご準備の方はいかがでしょうか。
あなた

できたよー!

神坂
では、参りましょう。
そう言って神坂はドアを開けてくれた。
あなた

ありがとう。

私は、そう言って神坂と廊下を歩く。
神坂
お綺麗になられましたね。
あなた

なっ!

な、なんか、神坂に言われると、ドキッとするんだけど!!
神坂
今、私が36ですから…。
初めてお使いさせていただいたのが、26。
お嬢様が7歳の時でしたね。
神坂はしみじみ言う。
あなた

そっかぁ。まだ10年しか経ってないのか。
私、もっと一緒に居る気がするよ。

神坂
そうですね、ずっと一緒でしたから。
あなた

あ、そうだ。
和也も行くの?

神坂
和也様は、お先に行かれています。
そう言って、しばらく歩き、車のところまで行く。
神坂
どうぞ。
神坂は、ドアを開ける。
あなた

ありがとう。

私は車に乗り込み、会場へ向かった。

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