第26話

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2018/04/22 04:41
私はシャワーを浴び終わり、和也の部屋に戻る。

あなた

シャワー、ありがと。
目が覚めたー

和也
そうみたいだな。

和也はまだ寝間着のままくつろいでいた。


着替えないのかな?


あ、そうだ。
あなた

ねぇ、今日は制服で行けばいいの?
ドレスとか必要?

和也
いや、必要ない。
制服で大丈夫。

和也はそう言うと、立ち上がった。
和也
俺もシャワー浴びてくる。
あ、さっき宮原が来て、制服でとか持って来たぞ。
あなた

ん?宮原って誰?

和也
え?
いつもお前といるメイドだよ。
あなた

あ、志乃ちゃんか!
志乃ちゃんって、宮原って言うんだ。知らなかった。

和也
んじゃ、

和也は、シャワールームへ消えて行った。


よし、とりあえず着替えるか。


私は、パッパと着替えた。


髪の毛どーしようかなー。


そんなことを考えていると、コンコンとドアがノックされた。
あなた

はぁーい?

神坂
失礼いたします。
あなた

あ、神坂。
おはようー

神坂
おはようございます。
今日はちゃんと起きられましたか?
あなた

シャワー浴びたら一発だった!!

神坂
そうでしたか、もっと早く気付けば良かった……
あなた

なっ、その言い方だと私を起こすだけでも、大変みたいじゃん!

神坂
えぇ、大変ですから。
あなた

もう!


なんだよー!


起きるときはちゃんと起きるもん!!
神坂
本日は、楽しみですね。
私と、宮原がお供致します。
あなた

お!志乃ちゃんも!
やったー!

神坂
私だけでは残念…ということでしょうか?

しゅんとする神坂を可愛いと思いながらも必死に否定する。
あなた

ち、違うよ!
神坂もお供してくれて嬉しいよ!

神坂
そうですか、それは良かったです。
あ、本日は宮原に変わって…

そう言うと、ブラシや、ヘアゴムを取り出した。
あなた

神坂がやってくれるの!?

神坂
えぇ。あまり上手に出来ませんが……
あなた

いや!そんなことない!
むしろ、久しぶりにやってくれて嬉しい!


小さい頃は、神坂にやってもらっていたけど、中学生くらいから、


自分でやる事が多くなっていた。
神坂
良かったです。
では、どのような髪型にいたしましょう?
あなた

お任せで!


私がそう言うと、かしこまりました。と言って手際よく編み込みをしてくれた。


上の方は編み込みでアップにしてくれた。


それと、髪の毛も巻いてくれた。
あなた

ありがとう!
嬉しい。

神坂
いえいえ、
朝食まで後10分ほどいただきます。
出来ましたらお呼びいたしますので……和也様もご一緒に。
あなた

わかった。


神坂は綺麗にお辞儀をして出て行ってしまった。


すると、それを見計らったように和也が出てきた。

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