第38話

_さんじゅうはち_
177
2020/06/01 10:21
望葵side
陽菜とわかれて家に帰ってきた。
内田望葵
内田望葵
ただいま〜
そう言っても「おかえり〜」と言う優しい声は返ってこなかった。
お姉ちゃんはもう家にいないという現実がつきつけられる。
大丈夫、お姉ちゃんは帰ってくる。大丈夫。
そう言い聞かせるしかなかった。







\ピロン/
内田望葵
内田望葵
ん?
誰かからLINEがきた。   
誰だろ...
LINEを開くと『廉』の文字。
は?あいつに連絡先なんか渡したっけ?
廉『のーあち!』
                                       「誰?永瀬??」NOA
廉『誰?って酷くない?永瀬廉だよ、、明日さ、遊びにいこ?』
                                     「え、なんで」NOA
廉『いいじゃん、別に!』
                                        「てかさ、なんで私のLINE持ってんの?」NOA
廉『えっとね、紫耀にもらった』
                                     「紫耀?!あいつーー!💢」NOA
廉『怒んないで‪wとにかく遊びに行こ!』
                                         「え〜、考えとく」NOA
廉『分かったー』



明日かぁ...
そういやもうすぐ5月24日だ...
莉子の命日...
お墓行かなきゃ
永瀬と遊ぶのかぁ...     別に嫌じゃないんだけど
あの人は何考えてんだか分かんないし、














\ピロン/
また永瀬?










違う、「れん」は「れん」でも目黒くんだった
目黒くんとはこの前交換したばっかだし


目黒くんの方から連絡してくることなんてなかったのに...
どうしたんだろう


Ren『明日って暇?』
                                          「うん、まぁ、」NOA
Ren『じゃあさどっか行かない?』
                                   「え、、」NOA
目黒くんがこんなこと言うなんて思わなかった。
いっつもクールだし...
まぁ、優しいけど
Ren『だめ?』
                                             「だめじゃ」NOA
                                                「ない...」NOA
Ren『うん、そう言わないとなんかしてたかも』
                                           「なにそれ、こわ」NOA
Ren『とにかく決まり!』
                                       「あ、待って!永瀬がいる...」NOA
Ren『永瀬って、廉のこと?』
                                              「そうだよ」NOA
Ren『あ、じゃあ3人だとあれだし、しょっぴーも誘うわ』
                                             「しょっぴー?いいね!楽しみ!」NOA
Ren『じゃあまた』
                                                「うんっ!」NOA







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