第9話

◎7
207
2019/05/23 07:13
小瀧side




俺さ、なんで呼ばれたんねん


まして、なんで空き室に、きたん?




女子「あ、あの、小瀧くん…」


小瀧「お?」



女子「私、小瀧くんのこと入学式の時から好きでした。もし良かったら付き合ってください」



小瀧「……。」



女子「あ、すぐに返事とかはいらないんで考えてみてください」



小瀧「お、おう」




女子「じゃっ!!」






そう言って女子は空き室を出ていった




俺、今告白されたんよな?



でもな、正直あんま話してない女子やったけ
どうしたらええか分からへん




とりあえず、教室に戻るか

席にはもう、あなたが座ってた


その隣に俺は座った




あなた「あ、終わったんやね」


小瀧「お、おう。」



あなた「もしかして、告白されたん?笑」




小瀧「おん!でもな、正直どうしたらええか分からへんのんや」



一瞬だけあなたの表情がくなるなったように感じた




あなた「お、おめでとうさん。よかったじゃんね」




小瀧「いや、まだ正式に返事したわけやないねん」




あなた「は?はよぉ、返事したりよ?待っとんやけ」




俺とあなたは1時間中話してた



結局何もノートとか取ってへん




あー、どうしたらええんや~頭がむしゃくしゃするやんけー

小瀧「あなた〜帰ろうや」



あなた 「うん、」




なんや?暗くないか



小瀧「なんや?なんかあったんか?元気ないぞ?笑」




あなた「なんもない~あ!美菜~」



美菜に飛びついた



美菜「グヘッ…苦しいよあなたどした?」


重岡「ちょ、俺もおるよ笑あなたちゃーん」



あなた「今日は美菜と寄り道したいけお二人さんで帰って貰えます?」




重岡「お!分かった!ほなな〜」


小瀧「あ、うん、」





2人と別れた
俺はあなたの事がさっきから気になっとる



暗かったし元気なった




返事のことよりかあなたが気になる




重岡「なぁ、望。」



小瀧「ん?」



重岡「さっきから何かの考え事か?」


「相談ならこの俺様、しげ様がお受けしようじゃないか笑」




なんやねん笑 しげ様って笑





小瀧「あー、ほな1つ目ええ?」



重岡「お、おう、なんや、何か真剣やな」



シゲに相談に乗ってもらうことにした
小瀧「あんな、今朝さ、女子から告白されたんよ」




重岡「うん、うん、ん??望が?!」


小瀧「おん、でもな、正直分からへんねん」





俺なんつー相談しんてんだ?


男同士の恋バナってやつか?




重岡「なるほどな、、それってその女子以外にモヤモヤしとんちゃう?ニヤリ」

「身近におる人やったりー?」



小瀧「身近な人……」



重岡「望。気になる人とかおるんちゃう?」






小瀧「気になる人って言うか…心配しとる人ならおる!」





重岡「お?誰や?心配しとる人とは」





今日のあなたがおかしかった

いつもより冷たかった


俺なんかしたかな?頭から離れへん









プリ小説オーディオドラマ