俺はあなたがホシの事を忘れようとしてる事に何となくだけど気づいていた
だから、できるだけ普通の会話に「ホシ」の2文字を入れるようにしたんだ
あなたがいつも以上に元気に振る舞っているのは自分を奮い立たせるためだろう
そんな様子を見た俺は言った
明らかに同様するあなた
ちょっと無理やりだったかもしれないけど、いいんだ
あなたにはホシを思い出にして欲しくない
ホシはちゃんとお前が好きだって言う俺の言葉にあなたは泣きながらそんなの自分が1番わかってると言った
まあ、あれだけ好き好きってアピールしてたのに分からないって言う方が無理があるけどw
いくら近くにいたって、しっかり言葉にしなければ届かないことだってある
近くに居ないなら尚更だ
なぁ、ホシ、頑張ってるか?
俺はお前のために頑張ってるぞw
高校生活は始まったばかりでまだまだお前らが面と向かって会えるのは先の事かもしれない
でも諦める必要なんてないぞ
お前の夢を叶えて早くあなたを迎えに来い
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!