第68話

これからも
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2019/06/02 07:39
いつもホシと遊んでた公園に1人でいる
私たちはここで待ち合わせる事にしていた
わたし
うーん、遅いなぁ
さっきから連絡もない
大丈夫かなって、嫌なことばかり想像してしまう
あと30分で花火が始まる
会えるドキドキよりも心配のドキドキの方が大きくなってきた
1人でいるから、尚更心細い
わたし
ホシ.......
ポツンと呟いた声は誰もいない公園に吸い込まれた
返事はない
どうしよ、大丈夫かな
このままここに居てもしょうがないと思い
帰ろうとベンチから立ち上がった
わたし
1回帰ろう
その時後ろから抱きしめられた
わたし
うっ.......!?
わたし
ほ、ホシ!
ホシ
はぁ.......ごめん
ホシの心臓の音が伝わる
わたし
走ってきたの?
ホシ
うん.......はぁ、間に合わないかと思った
わたし
何かあったんじゃないかって、おもっ、た
ホシ
わああ、泣かないで!ごめん!
わたし
もうー、ほんとに、心配だ、った
ホシ
ごめんね、大丈夫だから、ね?
ホシ
こっち見て?
わたし
ホシ
ホシ
うん?
わたし
ちゃんといる
ホシ
うんw
ホシ
よし、行こうか
手を差し出してくれる
私の手が重なる
わたし
うん!
ーーーーーーーーーーーーーー
ホシ
あ、なんか今更になっちゃったけど、浴衣すごい似合ってる!
わたし
ふふっwホシのために頑張ったんだよ!
ホシ
やっぱりなぁー、かわいい
ホシ
あ、ねぇ、俺は?どう?
わたし
ん?いつも通りかっこいいよ?
ホシ
ええ、いつも通り?
ホシ
俺、頑張ったんだけどなぁー
わたし
あー、っと、うーん、
いつもより3000倍ぐらいかっこいい!
ホシ
3000倍w
わたし
でもね、遅刻して心配させたからだめ!
ホシ
たしかに、それはだめだ!
わたし
だからさ、たこ焼き奢って!
ホシ
かしこまり!
わたし
www
ホシ
www
わたし
あ、でももうそろそろ花火はじまる!
ホシ
んじゃあ、色々買いながら見やすい所探そうか
わたし
うん!
ーーーーーーーーーーーーーー
わたし
んー!おいし!なんで屋台とかお祭りの時のご飯てこんなにおいしんだろ
ホシ
うん?俺が隣にいるから、ご飯もおいしいの!
わたし
あー!そういうことかぁー、
ホシ
え、違うよ、ツッコんで?w
わたし
ふふふw
🎆ドンッ🎆
ホシ
うおっ
わたし
ふざけてたら花火始まったねw
ホシ
そうだねw
ホシ
はぁー、去年の約束守れてよかった
わたし
そうだね、来てくれてありがとう
ホシ
いいんだよ、俺がしたくて、してるから
2人とも花火を見ながら話す
ホシ
あのね?俺さ、あなたがいて100%になれるのね?
わたし
うんw前も言ってたよね
ホシ
そう、だから、俺の将来には必ずあなたが必要なんだ
ホシ
また、今日が終わったら会えなくなったり、連絡取りづらくなったりするかもしれない
わたし
うん
わたし
大丈夫
わたし
大丈夫だよ
わたし
私の将来にもホシが必要だから、だから、、さ、だ、大丈夫
ホシ
あなた.......
ぎゅっと抱きしめられる
わたし
もう泣かないって、決めたんだけどなぁw
ホシ
なんで?
わたし
うんー、ホシが心配して、自分の事責めるから.......?
わたし
ホシだって、寂しいよね
ホシ
まぁ、そうだねw
ホシ
でも今日はいいんだよ、俺、今日はあなたを甘やかしてあげるって決めてたから!
わたし
なんだそれw
ホシ
願ったらなんでも叶えてあげる
わたし
うんー、じゃあ、1つだけ
わたし
ホシの隣を歩くのは、これからも私だけがいい
ホシ
だぁぁぁあ!!かわいい!なにそれかわいい!
ホシ
もう、そんなの最初から決まってるよ
わたし
知ってたw
そう言って2回目の口付けを交わす
これからも君だけだよ

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