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第75話

075
不死川実弥
おいお前、まだ鬼に情けをかけてんのかァ
不死川実弥
そんなことはやめろォ
不死川実弥
戦ってる時から無理に笑ってるくせによォ
月ノ宮あなた
…そうですね…でもやめられないんです
月ノ宮あなた
確かに戦いの時は本物の笑顔はできなかった…鬼に対する憎悪があったから
月ノ宮あなた
でも、後悔をしている鬼を踏みつけにはしませんから
月ノ宮あなた
元はみんな人間、鬼でも辛いんですよ
月ノ宮あなた
自分の過去を思い出すことが
不死川実弥










不死川さんは黙って聞いていた














月ノ宮あなた
さぁ、行きましょう
不死川実弥
…あァ











暗がりを歩いていれば誰かの声が聞こえてくる
















こんな時間に一体誰が















男性
さっさと歩けや!ゴミが!











ドスッ














男の人が女の子を蹴りながら歩いてくる

















私はその人たちに近づいた













月ノ宮あなた
こんばんは
月ノ宮あなた
こんな夜遅くにお散歩ですか?
男性
うっせえ!
月ノ宮あなた
この女の子はどうして縛られているのですか?罪人かなにかなのですか?
男性
見りゃわかんだろ!
男性
汚ねえからだよ!
男性
こいつは売りもんだ!話したきゃ金払いな!
月ノ宮あなた
………
月ノ宮あなた
こんにちは
月ノ宮あなた
私は月ノ宮あなたと言います
月ノ宮あなた
あなたの名前は?
男性
こいつに名前なんてねえんだよ!










わたしはその人に叩かれそうになった














でも


















パシッ













不死川実弥
俺の妹に触れんじゃねえ













不死川さんの低い声が辺りに響いた

















不死川実弥
ならこいつのこと買ってやんよォ
不死川実弥
これで足りんだろォ











不死川さんは札束を男性に向かって投げて女の子を抱っこして走った


















もちろん私も走る















月ノ宮あなた
ありがとうございます、不死川さん
不死川実弥
…それよりこいつ、どうすんだァ?
月ノ宮あなた
この子はうちで保護します!
不死川実弥
とりあえず屋敷帰んぞォ
月ノ宮あなた
えぇ