あなたside
僕の名前は氷羅 あなた
僕は今、鬼殺隊という組織に入っている
まぁ、文字通り【鬼を殺す隊】
ここには階級がある
僕はその1番上の柱
ちなみに氷柱、氷の呼吸を使うからな
僕の他に柱は9人いる
実力があるから柱になってるわけだから皆強い
ま、1人僕は認めてないけどな
トントン
戸を叩く音が聞こえた
そう、僕は今日非番なのだ
お館様に「働きすぎたよ、休みなさい」と言われたから
あいつは自分勝手だ
自分で「出てけ」と言ったのに今では「一緒に暮らしませんか」と
自分で姉妹をやめたのに「また、姉妹に…」と
嗚呼、違うな
元々あいつは姉妹じゃなかった
ちなみに僕があいつに "初めて" 会ったのは1年前
僕が柱になってからのこと
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大正コソコソ噂話
あなたさんの屋敷は蝶屋敷から1番離れたところにあるそうですよ
あなたさん以外に人が来ることは珍しいとか
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あなたさんの紹介です
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。