第27話

第27話
5,143
2021/02/09 09:13
△月X日

今日は、とてもいいことがあった。
No、202とNo、203の行方がわかったのだ!
先日、我が💠国の教会に来て、暴れたらしい。
徹底的に調べ上げよう。
△月□日

No、202とNo、203は我々国の幹部をやっていることがわかった。
名前が同じである事が最大の証拠だろう!
さぁ…どうやって取り戻そうか…
一筋縄ではいかないだろうからな。
ゾム
ゾム
ぼ、僕達…この前…
ショッピ
ショッピ
ゾ、ゾム。…い、嫌な発想はやめようや…
俯いて、視線を下の方に向けると、端っこにクリアファイルがあった。
…心臓がバクバクと鳴っているのがわかった。
No、202  No、203 のデータ
No、202
(ショッピ) …No、203の双子の兄

全ての異能力が使えるようになった。
しかし…我々が求めていた「光」の異能力は手に入れる事ができなかったようだ。
毒耐性◎ 異能力◎ 💮
実験完了。記憶消去済み。

No、203
(ゾム) …No、202の双子の弟
全ての異能力が使えるようになった。
光の異能力も手にした…!これで、こいつに勝てる者はいないだろう。
毒耐性◎ 異能力◎ 💮
実験完了。記憶消去済み。


〜追記〜

光の異能力は、全ての異能力を手にしたときにもしかしたら使えるかもしれないという夢のような異能力だ。
→No、203が使用可能 (奇跡だ。)
光の異能力を本気で暴走させたら、地球ひとつくらい壊せるだろう。
我々国との戦争では、暴走しない程度に使おうと思う。
ゾム
ゾム
ぼくたちのいのうりょくはつくられたものやってんな。
いやなきおくがよみがえってくる。いたい。いたい。いたい!…つらい
ゾム
ゾム
おもいだしてもうたわ…。
ショッピ
ショッピ
おれもや…。
あたまがこんらんしてる。ぱにっくじょうたい。
ああ、もうむり。

ぼくのいしきはくらやみにのまれていった。





あしおとにきづかずに。
いろは (作者)
いろは (作者)
ひらがなのところ、読みづらかったと思います。
いろは (作者)
いろは (作者)
漢字バージョン↓


嫌な記憶が蘇ってくる。痛い!痛い!痛い!…辛い

頭が混乱してる。パニック状態。
嗚呼、もう無理。

僕の意識は暗闇に飲まれていった。



足音に気づかずに。
いろは (作者)
いろは (作者)
閲覧ありがとうございました!

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