第28話

第28話
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2021/02/11 08:00
ゾム
ゾム
ここ、どこ…?
目が覚めると、コンクリートの冷たい柱に重たい鉄のチェーンで縛り付けられていた。
衝撃の事実を知ってから時間が経ったからか、今の状況に対する不安を抱いたからか、
さっきよりもだいぶ落ち着きを取り戻した。
ショッピ
ショッピ
あ、、、ゾムさん…起きたんすね…。
よかった…いつものショピ兄だ。

少しばかり安心したのも束の間。カツカツという足音が聞こえてきた。
気配から推測すると…3人やろうな。
研究者
やぁ、久しぶりだね。No、202とNo、203。
ゾム
ゾム
(こいつら…僕達に人体実験してた奴や…!)
研究者
君たちが此処、💠国の教会に来てくれたときに情報が漏れたの、気づいていなかったんだね。
研究者
…また会えるとは思っていなかったよ!
ツーマンセル
ツーマンセル
……………
研究者
さぁ、これに見覚えはあるかい?
研究者
君たちが俺らに逆らおうとした時に使っていた薬さ!
研究者は黄緑色の液体が入った試験管と紫色の液体が入った試験管。
僕とショピ兄のイメージカラーだけど、とても不気味に見えた。
だって…これは…
ゾム
ゾム
ショ、ショピ兄…
ショッピ
ショッピ
ゾム…
【僕たちを洗脳する薬】
     と
【痛覚を異常に上げる薬】
嫌だ…過去をよりせんめいにおもいだしてまうやろ…
たすけてや…だれか…
研究者
今日君たちに使うのは…こっちだよ!
けんきゅうしゃがにこにことじゃあくなえみをうかべながらつきだしたのは、きみどりいろのしけんかん。ぼくたちをなににつかうの?またいたいことするの?
けんきゅうしゃはちゅうしゃきにえきたいをいれていく。やめて。なんでそんなことするの?
___チクリ
うでになにかがどろどろとはいっていくかんじがする。


きゅうにおそってきたすいまにぼくはかてなかった。
いろは (作者)
いろは (作者)
ひらがなのところ読みづらいと思います。ごめんなさい…
いろは (作者)
いろは (作者)
漢字バージョン↓


研究者がニコニコと邪悪な笑みを浮かべながら突き出したのは、黄緑色の試験管。僕たちを何に使うの?また痛いことするの?

研究者は注射器に液体を入れていく。やめて。なんでそんなことするの?


腕に何かがドロドロと入っていく感じがする。

急に襲ってきた睡魔に僕は勝てなかった。
いろは (作者)
いろは (作者)
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