〜蒼side〜
そう告げた少女…遥花は、
今にも泣きそうな顔を隠す様に急いで伏せた。
_意味が分からない_
泣きそうな顔、俺達に謝る理由
突然倒れた事、遥香と香紗音…否、俺達の関係
……それら、全てが。
とりあえず…
香紗音が突然口を開いた…『思い出した』?
全く、意味が分からない。
思考を巡らせているうちに、遥香は落ち着いていた。
そうして___。
今、なんて言った?
何故この世界でも一部の者しか知ることの無い事を
知っている?
_何故【バケモノ】を知っている?_
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。