第16話

No.14:残された言葉。
51
2020/10/13 15:00
       残された、一通の手紙。
 開けてみると、入っていたのは紙ではなく録音機。
_鬼月@きづき_ _悠@ゆう_
鬼月きづき ゆう
これ、流すぞ?
_文月@ふづき_ _咲玖@さく_
文月ふづき 咲玖さく
うん、良いよ
    ボタンを押すと、声が聞こえ始めた。
_文月@ふづき_ _玲@れい_
文月ふづき れい
『咲結、咲玖、悠、久しぶり……でもないかな。』
    それは、間違いなく…玲の声だった。
_文月@ふづき_ _咲結@さゆ_
文月ふづき 咲結さゆ
玲兄さん!!
_文月@ふづき_ _玲@れい_
文月ふづき れい
『まず、言わないとだな……何も言わずに出て行ってごめんな。』
_文月@ふづき_ _玲@れい_
文月ふづき れい
『……あんな事になったんだ…きっと俺も、お前達も、もうこの国には居られないだろう。』
_文月@ふづき_ _玲@れい_
文月ふづき れい
『だから、俺はある者達に会いに行こうと思ってな。』
_文月@ふづき_ _咲玖@さく_
文月ふづき 咲玖さく
ある者達……?
_文月@ふづき_ _玲@れい_
文月ふづき れい
『俺と刻刃は、そいつらに会いに行く、またお前達に会えるとは限らない。』
_鬼月@きづき_ _悠@ゆう_
鬼月きづき ゆう
……まじかよ。
_文月@ふづき_ _玲@れい_
文月ふづき れい
『だから、俺達を探してくれないか?』
_文月@ふづき_ _玲@れい_
文月ふづき れい
『ヒントは【崩壊後の世界の姿】だ。』
_文月@ふづき_ _玲@れい_
文月ふづき れい
『置いて行ってごめんな…俺は、俺のすべき事をする。……アイツらを探すんだ。』
           そして































_文月@ふづき_ _玲@れい_
文月ふづき れい
『……またな。』
      そこで、玲の声が途絶えた。
_文月@ふづき_ _咲結@さゆ_
文月ふづき 咲結さゆ
…………咲玖、鬼月。
_文月@ふづき_ _咲玖@さく_
文月ふづき 咲玖さく
玲兄さん……
_鬼月@きづき_ _悠@ゆう_
鬼月きづき ゆう
……行くか!
   そして、3人は生まれ故郷から逃げ出した。
           そして……
















???
???
ずっと、待ってたよ。
???
???
数百年もの間待ち続けた、【バケモノ】達の物語が、やっと……!
???
???
フフッ…待っててくれよ、咲結。
"今度こそ"失敗しないから。
  どこかで、古びた物語が動き出そうとしていた。
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_璱@シチ_
シチ
【第1章:抹消された記憶】次回くらいで終わります()
_璱@シチ_
シチ
え?記憶なんて誰も消されてない?
_璱@シチ_
シチ
まぁ、それは今後……ね?
_璱@シチ_
シチ
では、また。

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