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第64話

🖤
空が白み始めた頃、ジョンハンは大きく伸びをした。


そしてくぁ、とひとつ欠伸をしたあと。


ジョンハン
ジョンハン
なぁ、腹減らね?あなた、なんか食いたいもんあるか?



そう言われたら急激にお腹が減ってきて、くぅ、と小さくお腹がなる。


ジョンハン
ジョンハン
ハハッ、ワリィな。あなたは昨日の夕飯も食ってねぇもんな



笑われたのが癪に障って、唇を尖らせる。


ジョンハン
ジョンハン
怒んなって。悪かった。で、食いたいもんは?なんでもできんぞ



こんな時間に『なんでも』できるはずがない。


お店だって閉まっているから、買い出しにも行けないだろう。


それを知ってて少し意地悪を言う。


U
U
・・・チェリーパイとキャラメルマキアート



チェリーパイとキャラメルマキアートなんて、コンビニでは売ってない。


それに売ってないからって簡単に作れるものじゃない。


そう思って頼んだのに、


ジョンハン
ジョンハン
オッケ。ちょい待っててな



シルバーの携帯を使って、どこかに電話をかけるジョンハン。





すると、1時間後もしない間に。


?
失礼しまーす。おまたせしましたぁ



スキンヘッドにピアスというイカツい風貌の男の子が、出来たてのチェリーパイとキャラメルマキアートをもってきた。


・・・どういう原理で!?パイもマキアートも似合わない!


スキンヘッドの男の子はとてもイカツく見えたけど、私と目が合うとにっこり笑った。


スキンヘッドじゃなかったら普通に爽やかそうだな・・・なんて思いながら、差し出されたパイを受け取る。


ホカホカと湯気を立てているそれは、とても美味しそうだった。


U
U
・・・ありがとう。でもよく用意できたわね、こんな時間に
?
あぁ、それ俺の手作りなんすよ。口に合うかはわかんないっすけど、材料さえあれば作れますよ
U
U
えっ!?



手作り!?


どこから見てもお店とかで売り手そうなんですけど!


ジョンハン
ジョンハン
コイツ、スングァンってんだけどさ、基本喧嘩よりも俺らのメシ作って貰ってんだ。味は俺が保証するよ



ジョンハンが自分の分を受け取りながら、私に説明してくれる。


そういえば、ジンを料理が得意だし、不良の人も結構料理をしているのかもしれない。


U
U
・・・いただきます



サクッ、という音を立てながら、パイをフォークで切って口に運ぶ。


攫われて軟禁されているはずなのに、こんなふうに食事をするのはなんだかおかしかった。


U
U
、美味し



驚いてスングァンを見ると、彼は照れくさそうに笑った。


U
U
すごい、ホントに美味しい。今まで食べた中で1番
ジョンハン
ジョンハン
だってよ。まじでうまいわ、スングァナ



私とジョンハンが絶賛すると、スングァンは照れくさそうにお礼を行ったあと、部屋から出ていった。


また2人になった部屋でもくもくとパイを食べる。


言うまでもなく、マキアートも美味しかった。


これもスングァンの手作りらしい。


U
U
もうカフェとか開いちゃえばいいのに



ボソッと呟いた私の言葉を聞いてジョンハンは楽しそうに笑った。




















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