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第58話

🖤
U
U
・・・で、私を襲った理由を聞きたいんだけど?明日は学校もあるし、あんまり長居は出来ないのよね



時間を確認したくても、ここには時計なんて置いていない。


窓があるからもう夜なんだということは分かるけれど。


プレハブ、だろうか。普段、異様に豪勢なバンタンの生徒会室に見慣れているだけに、とても質素に感じてしまう。


・・・散らかってるし。


?
あぁー、理由ね。バンタンと喧嘩してぇんだわ



首の後ろをポリポリとかきながら、さらっとそんなことを言ってくれるのは結構だけれど。


U
U
・・・喧嘩ぐらい普通に売ればいいじゃないの
?
いや、そうもいかねぇんだよ。1回、キムテヒョンには負けてるからな。買った相手には興味ねぇんだよ、アイツ。だから普通に喧嘩売っても買ってくれねぇんだよ



そう言って苦笑しながら、茶色い瓶に入った液体を飲み干す。


喧嘩をするために"理由"がいるのは分かった。


まぁ、言ってみれば私を餌にするということだろう。


でも。


U
U
残念だけど、私を攫っても彼らは喧嘩なんてしないと思うわよ



私の言葉に彼は目を見開く。


窓から差し込む月光のおかげで、キラキラ輝くブルーの瞳はまるで。


U
U
・・・海みたいね、貴方の瞳



深い深い、海のような色。


呼吸すら出来ないような、そんな。


?
あ、ぁ・・・コレか。・・・ま、深海(しんかい)らしいからな
男
ハニさん!それは・・・っ



私を攫った男の子が、初めて口を開いた。


そんなことより、


U
U
『ハニ』?



首を傾げる私に


ジョンハン
ジョンハン
ワリィ。自己紹介まだだったな。ユンジョンハン、が俺の名前だ。armyのトップで、通り名・・・みたいなのが、"深海"だ



その通り名を基地にする度、彼の瞳が微かに曇る。透き通った海の色から、光すら差さない海の底のような色にかわる。


その理由を、聞こうとは思わないけれど。



U
U
どうして深海なの?






















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