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第26話

🖤
━━━━━━━透明な彼女





ジミンside


彼女の去った生徒会室は静けさを取り戻した。


彼女・・・、キム・あなたちゃん。


特例で認められたこの学校唯一の転校生。


噂が流れ始めた頃から、ずっと興味があった。


特別に転校を許可されるほどの人物なのか・・・、言ってしまえばただの興味本位と怖いもの見たさだったけれど。


初めて彼女に会った時、思わず目が釘付けになったのを覚えている。


それは僕だけじゃなく教室にいたクラスメイトの誰もがそうで。


サラサラの黒いロングヘアーに、お化粧をしなくても綺麗に整った顔。だけどそれだけじゃなくて、何よりも漂っている空気に惹かれた。


凛とした、気品すら感じられそうなオーラ。


彼女の周りだけが透明で、とても澄んでいるように見えた。


1人を望んでいたはずの彼女。


だけどごめんね、僕は優しくないんだよ。


だってこんなにも面白そうなんだから。


ゆるん頬を必死に強ばらせながら、テヒョナとジョングガにメールした。


ジミン
ジミン
【噂のキム・あなたちゃんが来たよ。クールビューティ♪面白そうだから、早くおいでよ】



ナムジュニヒョンのハッキングにも引っかかららなかった彼女の素性。


僕は楽しみで仕方がないんだ。


だから黒髪を理由に、昨日彼女をここに連れてきた。


テヒョナがこんなにも気に入るなんて、予想外だったけど。





ジミン
ジミン
テヒョナの彼女になりたくない、なんて言ったのあなたちゃんが初めてだね〜



さっきまで傍観者を決め込んでいたけれど、彼女が去ってからいち早く口を開いた。


ホソク
ホソク
手ぇ出すなとまで言われたしね〜



楽しそうに口角を上げながらゆっくりとタバコを吸うホソクヒョン。


みんながどこかしら楽しそうな理由を僕は知っている。





"初めて"だったから。テヒョナに・・・、僕達に対して強気な言葉を投げるヨジャに出会ったのは?


自慢では無いけれど、僕らは容姿には恵まれていた。


声をかけて、乗ってこないヨジャなんていない!


特にこの学校の中じゃ。


そんな中で、彼女はハッキリと拒否した。


テヒョナだけじゃない。僕達全員を。


たのしくて、仕方ないよ。覚悟しといてね、あなたちゃん。


テヒョン
テヒョン
面白い、な



キミを見てると飽きないから。


拒んだところで絶対に関わっていく。


僕らの黒い王様も、かなり気に入っちゃったみたいだからね。



















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