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第22話

🖤
目的地に着けば体育館特有の熱気に包まれる。


それに嫌気を覚えながら、自分のクラスの列へと並んだ。


どうやら順番はどうでもいいようで、目立たぬように最後尾に立つ。





50分、きっかりに檀上に現れたのは、昨日のあいつ。この学校の表の生徒会長。


その瞬間、


女
「「「「「キャァァァァァァァァァァァァァア!!」」」」」



黄色い歓声が鳴り響く。


一体なんの集まりなのか聞いてみたくなる。アイドルのコンサートでもあるまいし。


女
テヒョンせんぱーい
女
カッコイイ〜!!



高校生にもなって恥ずかしくないのだろうか。


理解し難しい状況にクッと眉間に皺がよる。


収集がつかないくらいに騒いでいたのに。


カチッと、ヤツがマイクのスイッチを入れた瞬間、嘘のように静まり返った。


なんだかよく分からないけれど"かりすま"というのは、こういうのを言うのかもしれないとぼんやりと思った。


誰もが彼の言葉を聞き逃すまいと耳をすませる。


変な緊張感が漂う中、彼が発した第一声は、


テヒョン
テヒョン
1年のキム・あなたが俺の女になった



まさかのビックリ発言だった





誰もが肝を抜かれて何も言えない中彼は淡々と言葉を続ける。


テヒョン
テヒョン
誰も手ぇ出すんじゃねぇぞ。男も・・・女もだ



キム・あなた・・・。


よくある名前、と言えばよくあるかも。


きっと私じゃない、と思ったのに。


テヒョン
テヒョン
よく顔覚えとけよ。そこの黒髪の女だ



黒髪、なんて彼らと私しかいない。


全生徒の視線が一気に私に向けられる。


テヒョン
テヒョン
話はそれだけだ。解散



飄々と壇上から降りていく彼。


去り際に、1度私を見て笑った気がした。


冗談じゃない。




















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