第44話

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2022/01/31 02:45



『ホカンスだーー!』



チェックインを終わらせたあなたは小さなトランクを持って部屋に向かう





部屋は階に5つしかないみたい



ドアを開けたら、こりゃまたビックリ



2人にしては広すぎる部屋



これはジョングク…奮発してくれたね…



いつもは庶民的なのに…





広すぎる部屋をどう使っていいか分からず



大きいソファーの端にちょこんと座る







それと同時ぐらいにあなたのスマホが揺れる





そこには愛しい人の名前







「あなたー?ちゃんと部屋に入った?」





『うん!今部屋着いたよー』





「アイゴー。ちゃんと俺の言うこと聞いてホテル来てくれたんだね」



ジョングクは茶化すように言う





『だってせっかくホテル取ってくれたし…。あ!メンバーとかスタッフとの会食とかあるでしょ?絶対そっちに行ってね』



あなたははぐらかすように言う





「うん、ありがとう。本当は一緒にご飯食べたいけど、俺いなかったらホテル中探されちゃうから…w」





ジョングクの言葉によしよしと頷く





『全然ゆっくりしてきて。私は部屋でホカンス楽しませてもらうね!』





「うん。また連絡する」









~~~













3時間後





大画面のテレビで映画を観ていたらドアからノックの音が聞こえる



ドアの覗き穴を覗く





そこには変装ばっちりの変顔で立っているジョングク



吹き出してドアを開ける





「お待たせ」





ドアが閉まった瞬間



思わずあなたはジョングクに抱き付く



ジョングクの顔が目に入った瞬間、我慢が出来なかった





「!!!」



思いがけないあなたの行動にジョングクは目を見開く





「え…?あなた?」





『グク…お疲れ様』





「あなた…」





『ステージの上のジョングク、ほんとーーーにめちゃくちゃカッコよかったよ…』



ジョングクは柔らかく笑って優しくあなたを抱きしめる





「いっぱい準備してたんだ…あなたやARMYたちに見せられてほんと良かった」





『うん…今日は招待してくれて本当にありがとう…やっぱ生のライブは最高過ぎた…』





あなたの髪から柔らかいシャンプーの香りが漂う





「あなた、先にお風呂入っちゃったの?」





『うん…なんだか興奮して汗かいちゃって』



身体を離してあなたは笑う





「興奮って…俺に?w」



ジョングクがまたあの顔をする

いじわるそうで凄くかっこいいあの顔





『違うよ!バンタンみんなのライブパフォーマンスにだよ!w』



あなたはそう言ってジョングクから離れそうとする



が、ジョングクに引き戻される





「もう離れるの??」





『…』





「触れたかったんでしょ?俺に」





『え…?』





「早く俺に触れたかったんでしょ?」











『うん…』





ライブで目の前で彼の一生懸命な姿見て

早く抱きしめたい

触れたい

あの唇にキスしたい





そんなこと思ってしまっていた





いつからこんな欲深い女になってしまったのか…







「いいよ…たくさん触れて」





ジョングクには何でもお見通し



そして、この欲を本当に満たさせてくれるのは



彼女の私だけ…





あなたは優しくジョングクの顔を両手で包み込んで

触れるようにキスをする





恥ずかしさなんて、もちろんある



私の方から男性にキスするのは、まだ抵抗がある





だけど、そんなことを忘れるぐらい

夢中になれた



ジョングクはあなたを優しく抱きしめる





こうやって彼は私を包んでくれるから

安心して身を任せてしまう





ジョングクはそのままあなたを抱き上げる



そして部屋に入ってベッドルームに向かった









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