あなたの言葉にジョングクは大きな目で見つめ返す
「私にとって気を遣うって思いやりなんだよね…なんていうか自然にしちゃうっていうか…だからキツくないの」
あなたの言葉にジョングクはフワッと笑う
「うん…そっか。ありがとう。そんな気がする。無理してるようには見えないもん」
私の事よくわかってくれるジョングク
もう本当にお見通しだね
『でもたまにはワガママも言いたい』
あなたの言葉にジョングクは嬉しそうに笑う
「それ!あなたそれだよ!俺は彼氏だよ?あなたのワガママ聞きたいんだよ!」
『そうなの?w』
ジョングクの言葉に思わず吹き出す
可愛すぎないか…
「うん!自ら言ってくれるのを待ってたよ」
『そうなんだw。じゃあ早速言おうかな~』
「なんだってするから」
『ハーゲン〇ッツの抹茶買ってきて』
「‥‥」
『今すぐ!w』
思わず言いながら吹き出すあなた
「…なんか思ってたんと違う」
~~~~
結局おもしろがってダッシュでアイスを買ってきてくれたジョングク
何故か1個しか買ってこず
二人で分けて食べた
「見て、舌が緑だよ」
ジョングクはそう言って舌を出す
『ほんとだ』
「ねぇあなた。2ショット撮ろうよ」
『え?写真?』
ジョングクは上目遣いであなたを見る
「俺たち今まで写真1枚も撮ってないんだよ」
『そういえばそうだね…撮ろう!』
二人はベッドで並んでジョングクの内カメラで写真を撮る
普通にキメ顔や向かい合って笑い合ったり
緑の舌を出して変顔したり
「へへへ。俺の夢ひとつ叶ったわ」
『夢?』
「うん…あなたとの2ショット」
なにその可愛い夢…
『へへへ可愛いなぁ~』
「もうそれ禁止…」
『なんでよ』
「俺はカッコいいって言われたいんだってー」
拗ねるジョングクも可愛い…
あなたはジョングクの顔に手を当てる
『かっこいいよ…』
あなたの言葉にジョングクは耳が赤くなる
「まだ慣れないなぁ…まだ初めて言われた時みたいに嬉しい…」
そんな言葉を聞いて胸がキュンとなる
愛しいってこういうことなのかな…
「あなた…」
ジョングクはあなたを優しく押し倒す
あなたが着ているホテルのパジャマのボタンを丁寧に外していく
なんだか恥ずかしくなってあなたは両手で前を隠す
「嫌…?」
『嫌じゃないけど…恥ずかしくて…』
「まだ恥ずかしいの…?可愛すぎ」
ジョングクはフッを笑っていとも簡単にあなたの両手は持って離す
「まだ俺余裕ないエッチしか出来てないから…挽回させてよ」
『…やだ』
あなたの言葉に「えー」と声を漏らす
『余裕ないの私だけになっちゃうのやだ』
あなたの言葉を聞いてジョングクはキスを落とす
深くて少し荒い
『んっ…』
「あなた…もう…そうやって煽るから…」
『煽ってないもん…』
「無意識に言ってるの可愛すぎだから…あーーーやっぱ余裕ないわ。今夜も」
ジョングクはあなたの頬に手を添えて
またキスを落とそうとしたとき
『あ!そうだ!』
あなたは何かを思い出したかのように立ち上がる
「も~あなた~」
ジョングクは唇を尖らせてる
『ジョングクに服買ってきたの!』
「え!ほんと!?」
『君たちがいつも着てるハイブランドじゃないけどね』
あなたはそういって紙袋を渡す
「ハイブランドなんていらないよw。あなたがくれるものは何でも嬉しいよ」
ジョングクはそう言って袋の中を開けていく
中からシンプルで形の良い白のニットのトップスが出てきた
「かわいい…」
『ジョングク、こういうの持ってないかなって…いつも黒とか柄物のイメージだから』
「そうだね!」
『あと私が好きなの。白のタートルネックセーター』
あなたの言葉を聞いた瞬間、早速着出す
やっぱり似合う。サイズもぴったり。ほんの少しだけ腕周りが苦しそうかな…
「すごくいいね!どう?タイプの男性になった?」
『うんうん!似合う似合う!さすが私!』
「俺がなんでも似合うのよ~ん」
ジョングクは得意げに言う
『はいはい!そうね!』
「わー!ほんと嬉しいや!冬はこればっかり着るよ」
ジョングクは立ち上がって全身鏡の前に行く
「あなた!来て!」
ジョングクは手招きをする
首を傾げながら近づく優しく抱きしめられた
「本当にありがとう」
『へへ…そんな喜んでくれるなんて…』
「ずっとギュッとしてよ?あなたの香り、このニットに付けときたい」
『なにそれ、変態w』
あなたは吹き出す
ジョングクといると、普段大人でいなきゃと思う気持ちが和らぐ
ふざけたり、子供っぽいことをして楽しむ楽しさを思い出した気がした
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!