第21話

北海道任務、一
484
2022/07/24 11:39
ある日...零に北海道での任務が入った
飛行機内
神門 零
神門 零
北海道〜!
神門 零
神門 零
何食べようかな✨
伏黒 恵
伏黒 恵
...
神門 零
神門 零
で、なんで恵もいるの?
伏黒 恵
伏黒 恵
五条先生が行ってこいって
神門 零
神門 零
へぇ、五条先生がね
神門 零
神門 零
空港にいるからびっくりしたよ
神門 零
神門 零
任務の内容は聞いた?
伏黒 恵
伏黒 恵
いえ、全く
神門 零
神門 零
そっか笑
伏黒 恵
伏黒 恵
本当は任務帰りで今日は休日だったんですけど...
数時間前
伏黒 恵
伏黒 恵
(はぁ、疲れた)
伊地知 潔高
伊地知 潔高
お疲れ様です、伏黒くん
伏黒 恵
伏黒 恵
どうも
ガチャ🚪🚙
五条 悟
五条 悟
恵〜やほっ
伏黒 恵
伏黒 恵
五条先生...どうしたんですか?
五条 悟
五条 悟
恵って今日暇だよね?
伏黒 恵
伏黒 恵
...まぁ
五条 悟
五条 悟
じゃあ今から羽田行ってきてくれない?
伏黒 恵
伏黒 恵
はっ?
五条 悟
五条 悟
零と一緒に北海道で任務だよー!
伏黒 恵
伏黒 恵
はっ?
五条 悟
五条 悟
じゃあそういうことだから、伊地知よろしくね
伊地知 潔高
伊地知 潔高
えっ、!
伏黒 恵
伏黒 恵
 ちょっ!
神門 零
神門 零
それは災難
神門 零
神門 零
北海道までまだあるし寝てていいよ
伏黒 恵
伏黒 恵
いえ、大丈夫です
神門 零
神門 零
そう?
数分後...
伏黒 恵
伏黒 恵
(スー💤💭)
神門 零
神門 零
ははっ笑
神門 零
神門 零
お疲れ様(ニコッ)
北海道到着✈️
神門 零
神門 零
やっぱりこっちはちょっと寒いね〜
伏黒 恵
伏黒 恵
すみません、俺爆睡してました
神門 零
神門 零
いいよ笑
神門 零
神門 零
私のせいで恵にも任務が入っちゃったわけだしさ
伏黒 恵
伏黒 恵
いえ、そんな
伏黒 恵
伏黒 恵
先輩との任務は勉強になるので、苦ではないです
神門 零
神門 零
そっか(ニッ)
神門 零
神門 零
じゃあタクシー拾って、目的地まで行こう
伏黒 恵
伏黒 恵
はい
📍札幌到着
伏黒 恵
伏黒 恵
札幌...ですか
神門 零
神門 零
そう
神門 零
神門 零
目的地はここからちょっと歩いたとこ
伏黒 恵
伏黒 恵
今回の任務はどういうものなんですか?
神門 零
神門 零
そうだね、詳しく言っておかないと
神門 零
神門 零
今回の発端は「黄泉比良坂」って呼ばれてるサイトなんだ
伏黒 恵
伏黒 恵
黄泉比良坂...
神門 零
神門 零
そう、伊地知さんが見つけたんだけど
神門 零
神門 零
そのサイトは呪詛師の窓口らしくてさ
伏黒 恵
伏黒 恵
窓口?
神門 零
神門 零
依頼内容を書き込むと、現金書留の宛先が表示されて商品が届くシステム
伏黒 恵
伏黒 恵
その商品ってなんですか?
神門 零
神門 零
死者の蘇生
伏黒 恵
伏黒 恵
神門 零
神門 零
販売されているのは死者の魂を呼び戻す新しい器
神門 零
神門 零
反魂人形って呼ばれているんだって
伏黒 恵
伏黒 恵
そんなインチキじみた話...
神門 零
神門 零
私もそう思うけど、それが呪術関係だとしたら放って置くことは出来ないからね
伏黒 恵
伏黒 恵
確かにそうですね
神門 零
神門 零
多分この話は五条先生でも知らなかったんじゃないかな
伏黒 恵
伏黒 恵
えっ?
神門 零
神門 零
今回の任務は私が上から直属に言いつけられたものだからね
伏黒 恵
伏黒 恵
どうしてですか?
神門 零
神門 零
もし宿儺の器である悠仁が死んでしまったら?
伏黒 恵
伏黒 恵
神門 零
神門 零
こういうのは隠しておきたいんだろうね、特に五条先生には
伏黒 恵
伏黒 恵
くっ...
神門 零
神門 零
それを知ってか知らずか、恵を寄越してきた
伏黒 恵
伏黒 恵
でも一級呪術師の先輩がいるのに俺なんか足でまといなだけじゃないですか
神門 零
神門 零
自分の能力を過小評価し過ぎだよ
神門 零
神門 零
恵はちゃんと強い、私も心強いよ
伏黒 恵
伏黒 恵
神門 零
神門 零
さっさと終わらせて美味しいご飯でも食べに行こ!
伏黒 恵
伏黒 恵
ですね(ニッ)
📍地下街
伏黒 恵
伏黒 恵
地下街...ですか
神門 零
神門 零
人が混沌してるとこだから隠れやすいと思ったんだろうけど...
伏黒 恵
伏黒 恵
一際嫌な空気がありますね
神門 零
神門 零
行ってみようか
伏黒 恵
伏黒 恵
街の雰囲気が変わりましたね
神門 零
神門 零
さっきまでは整備された新区画だったからね
秋斗
お母さん!そんなの持っていかないで!
秋斗
やだ!やだ!
お兄ちゃんなんだから、変な我儘言わないの
ほら夏彦が泣いちゃったじゃないの
秋斗
やだ!お兄ちゃんなんかじゃない!
どうしてそんなこと言うの!
あなたの弟なのよ!
秋斗
そんなの弟じゃない!
このっ...!
男の子に手を上げようとする母親
パシっ
神門 零
神門 零
落ち着いてください
伏黒 恵
伏黒 恵
大丈夫か?
秋斗
うぅっ...うわぁぁん!
ちょっ...と!なんなんですかあなた達!
離してください、親子の問題なんです!
神門 零
神門 零
そういう訳にいきません
神門 零
神門 零
あなたがその腕に抱えているもの...何かお分かりですか?
伏黒 恵
伏黒 恵
人形...
伏黒 恵
伏黒 恵
こんなの売り出すなんで大したインチキっぷりですね
やっ、やめてください!
夏彦に触らないで!
神門 零
神門 零
そんなにそれが大事ですか?
神門 零
神門 零
足元で泣いているこの子よりも?
当たり前でしょ!
この子だって私がお腹を痛めて...
神門 零
神門 零
購入したんでしょう?
神門 零
神門 零
落ち着いてください、お母さん
神門 零
神門 零
少しお話をさせてくれませんか?
呪骸...?
神門 零
神門 零
呪いの人形みたいなものです
人形って...だって!
この子はこんなに...
神門 零
神門 零
普通の人間が見れば本物赤ちゃんと区別がつかないでしょう
この子は本物の...
神門 零
神門 零
そうじゃないことはあなたが1番分かっているんじゃないですか?
そんな...
神門 零
神門 零
これ程精巧な呪骸を作れる呪詛師は多くありません
神門 零
神門 零
もしかしてお金以外に何か要求されたんじゃありませんか?
えっ...
神門 零
神門 零
恐らくは蘇らせたい赤ちゃんの死体
伏黒 恵
伏黒 恵
(だから運ぶことが容易な赤ん坊に限定していたのか)
神門 零
神門 零
一見普通の赤ちゃんに見えますが、もうそれは決まった動きをするだけのロボットと同じです
嘘...だって私聞いたもの
夏彦が帰ってくるって
伏黒 恵
伏黒 恵
秋斗君は分かってるみたいですけどね
伏黒 恵
伏黒 恵
自分の母親が得体のしれない何かに心を奪われようとしていることを
秋斗
お母さん...
それは...
神門 零
神門 零
真実の形は人それぞれです
神門 零
神門 零
ただ、あなたにとって選びたい真実が子供を1人も失わなかった今なのか
神門 零
神門 零
あなたを心配する子供が生きている今なのか
神門 零
神門 零
どちらを選ばれますか?
うっ、うぅ...(ポロッポロッ)
秋斗
お母さん!
ごめん、ごめんね秋斗
ダメなお母さんでごめんね
神門 零
神門 零
ダメなお母さんなんかじゃないですよ
神門 零
神門 零
結果はどうあれ、自分の子供を大切に思っていたからこそ起こったことです
神門 零
神門 零
それを渡していただけますね、
はい...(ポロッ)
零に呪骸を差し出す
本当にありがとうございました
秋斗
お姉ちゃん!お兄ちゃん!ありがとう
神門 零
神門 零
バイバイ(ニコッ)
伏黒 恵
伏黒 恵
👋

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