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第4話

つまらない日常«テオくんside»
242
2018/06/09 09:09
太陽の光を目に浴びて、俺は目が覚めた。

テオくん
おふぁよ……
誰も返してくれないとわかっていながらも、ポツリ…と、そう呟いた。

今日は予定あったっけ…

と思い、カレンダーをみた。
テオくん
今日は…っと…○月✕日か…
あ、もちと遊ぶんだった…
時計を見ると朝8時。

起きるにしては、早すぎず、遅すぎずというところだろう。


ぐぅぅ……
その音が耳元に入り、俺はキッチンへと向かった。
テオくん
えっとー…あ、ご飯まだだった~
炊飯器を覗くと、昨日よりツヤが少なくなっている白米が見えた。
テオくん
あ、卵焼きつくろ
そう声に出した時には、もう片手に卵を持っていた。
器用に卵を割り、黄身と白身を混ぜた。

フライパンに卵液を流し入れると

ジュゥゥゥ…

と、聞きなれた音を耳にした
俺は慣れた手付きで、卵焼きを作っていった。
リビングにある机に並べると、いかにも朝食っぽい朝食だ。
…でも、どこか寂しい気がする。
テオくん
あっ、お味噌汁ないやん…
俺はその事に気づくと、もう一度キッキンに行き、買い置きのインスタント味噌汁を作り始めた。
蓋を開けると、ふわぁぁ…っと、味噌のいい香りがした。
今度こそ大丈夫だろう。 
と思い
テオくん
いただきます
と、俺は言った。
スマホで時間を確認すると、7時27分だった。
もちと駅に集合するのは10時程だった。
1時間は余裕を持てる。
俺は1口1口を味わって食べるように、もぐもぐと口を動かした。
……何分程たった時だろうか。
ふと、昨日の夢が脳内に出てきた。


じんたん…可愛かったなぁ…
まるで子供のようにはしゃいでて…
笑顔がよく似合って…俺より背が低くて…
つんつんとした髪…うにヘアーってゆーのかな?
そこが特徴的な子だったなぁ…
トクン……
と、俺の胸がなったような気がした。
それからというもの、じんたんのことを考えると、それだけで胸がいっぱいになり、俺の胸がなる。
テオくん
あっ…手、止まってた……
朝ご飯を見ると、ちょびっとずつしか減ってないのが目に入った。
テオくん
今何時だろー…
手元のスマホで確認すると、9時14分。
テオくん
うっそ?!
え、30分近くもこのままだった…?!
ってかやば!早く食べないと!
もう味わってる暇なんてない。
俺は口に詰め込めるだけ詰め込み、もぐもぐと口を動かした。







テオくん
ごちそーさまぁぁ!
食器を流し台に持ってき、自分の部屋に駆け込んだ。
昨日の内に考えておいた服に着替えた。
いつものネックレスとブレスレットをつけて…っと…
テオくん
よし、用意は出来た…
あ、歯磨いてないや
洗面台まで行き、歯ブラシを取り、歯磨きをし始めた。
時間を確認すると、9時39分。
テオくん
やっへまひあうはなっ……
(やっべまにあうかな)
グチュグチュペっをして、玄関まで行き、俺は家を後にした。

by りぃり
(終わり方雑&遅すぎる投稿ごめんね💦)

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