第3話

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2019/09/16 12:25
さくらちゃん・・・?
さくら
うち、剛に迷惑ばっかりかけとるよな。剛、やさしいんやもん。光一も、剛みたいな人やったらええのに。
光一は、優しいやつやで?ファンには、ツンデレな態度やったりするけどな。それは、さくらちゃんが一番わかってるやろ?二人には、素直さがたりやんのとちゃうかな
さくら
・・・・
光一は、さくらちゃんのことが、心配なんや。あいつは意地っ張りなやつやけど、光一のこと1番にわかってやれるのはさくらちゃんやと思うから、頑張ってな
自分に言い聞かせるようにさくらちゃんに言った。
光一
(ったく、アイツらイチャイチャしやがって)
↑彼には、そう見えるのか
光一
(なんで、こんなに、イライラするんやろ)
俺は、独り言を呟いていたその時だった。
明菜
あのー・・・・
光一
えっ?
振り返るとそこにいたのは・・・・
光一
君は・・・明菜ちゃん?
光一
(ビックリした)
明菜
剛さん、いますか?
光一
あー、えっと、剛なら・・・、たしかあっちの・・・・
ビックリした・・・さくらと同じ声やから・・・・
光一
(あっ!しまった!いま、剛は、さくらと・・・・)
その剛はというと、
さくら
ねっ、こっちに面白いの見つけた!行こうよ
さくらちゃん、危ない!
さくら
キャッ
光一、明菜
!?
その瞬間、剛は、さくらを抱き締めていた。
もちろんそれは、さくらを、助けるためやけど・・・・
光一、明菜
・・・・・・
光一
な、なんか、すんませんな・・・
明菜
・・・・・😢
光一
えっ?涙・・・
明菜
すいません?わたし、帰ります
光一
明菜ちゃん!
俺の声が、剛に聞こえたのか
えっ?明菜ちゃん?
剛は、すぐ、さくらから、離れた
さくら
・・・・・
光一
待ってや!明菜ちゃん!
なぜか、光一が、明菜ちゃんを追いかける
えっ?光一?なんで?なんでや・・・
なんで、光一が、明菜ちゃんのことを・・・


一方、明菜を、追いかけた光一は、
光一
待って!明菜ちゃん!
明菜
・・・・光一さん?
光一
君は、もしかして、剛のこと・・・・
明菜
まさか・・・・
光一
さっきのあれは、きっと誤解や。こけそうになったさくらを、剛が抱き止めただけやから!
明菜
さくら・・・さん。あの人、さくらさんって言うんですか?
光一
そう、俺の幼なじみなんや。
明菜
クスッ
光一
あ、安心してや。あいつらべつに、付き合ってへんし・・たまたま、仲良くなって・・・
明菜
光一さんは、その彼女のこと、好きなんですね
光一
いや、まさか、そんなことは
光一
(まさか、明菜ちゃんにまでそんなこと、言われるやなんて)
明菜
うらやましいな・・・・
光一
へっ?
あっ、そうや、あの・・・・君って、付き合ってる人とか、おるん?
ストレートに、聞いてしもた。
剛のためやで?
明菜
・・・・
光一
いや、あの、話したくないんなら・・・ここでは話せやんのやったら・・・
明菜
その事で、相談に乗ってもらおうかなって、思っていて・・・・
光一
そう、やったんや
明菜
でも、剛さん・・・私の前ではあの人みたいに笑ってくれないから。だから、なかなか言い出せなくて・・・・
光一
俺と君は似てるな・・・いや、俺と剛が、似とるんかもしれやんな
好きな人の前では、うまく気持ちが言えやん・・・・表せやん・・・話せやん・・・・
ところ・・・・

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