20日16時
高月は、持っていたチケットを、破り始めた。そして、バラバラにしてしまった
さくらが、一部始終を、みていて、行こうとしたら、
グイっと、手を掴まれ・・
それを、止めたのは、光一だった
それでも、行こうとするさくら。
光一は、さくらの口を押さえた
あいつは、そういうやつや
さくらは、剛のために泣いているのか?
そう言って、行ってしまおうとしたさくらに、
また、手を繋ぐ光一。
いつもと違う様子の光一に、戸惑うさくらちゃん。
そこへ、明菜が、たどり着いた。
だけど、衝撃的なことが、起こった
高月の手には、破られた・・・というか、ほんにんが、破いたチケットが、あり、それをみて、驚く明菜ちゃん。
そりゃそうや。
なのに、高月は、いかにも、被害者のような面をして
見ている二人は驚いた。
無論、剛も、驚いている・・・
こいつ、なに言うとるんや・・・
傷ついた顔をする明菜ちゃん。
いや、ちゃうし!
> 挿入されたアイテム
悲しい顔(のふりをして)行こうとした高月を
追いかけようとしている、明菜ちゃん
俺やないんや・・・破いたのは・・・
そう言いたいのに・・・
もう、何を言うてもあかんのか?
剛は、静かにその場を去ってきた。
明菜ちゃんの目を見れずに・・・・
光一とさくらは一部始終を、みていた。
さくらちゃんは、光一に泣きついていた。
っていうか、見られてたんか?
そういえば、二人は、手を繋いだままいる。
仲良さそうに、しとるやん。
手をあげてフラフラとかえってしもた剛。
深く傷ついていた。
一方の二人は
手を繋いだまま、彼を見送った。
誰かと思えば、岡田だった。
ふたりは、繋いだ手を、ハッと我に返り、はずしてしまった。
二人は、ドキドキしすぎてお互いなにも言えないでいる。
どこで、そんな噂きいてきたんや
黙ってうつむいているさくらが、気になり、
心当たりがあるのか・・・
一刻も早く、彼に伝えなきゃ・・・・
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!