第9話

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2020/03/21 04:00
あなた「んー、なんか、美味しいお菓子ないかな~」

蝶屋敷に行く途中で甘味処に寄る。

店主「おや、あなたちゃんいらっしゃい」

あなた「笹川さん!こんにちは!」

笹川さんはここの甘味処の店主である。

あなたは蝶屋敷に行く時必ず

ここで菓子を買っていく。

なのでここの店主と仲良くなったのだ。

あなた「今日のおすすめは?」

店主「そうそう、ちょっと最近知り合いに聞いてね、
   新しい菓子を作ってみたんだ、
   味見してくれる?」

あなた「喜んで!」

店主「この、若草っていう餅の菓子なんだよ」

私は店主に差し出された緑色の小さな餅?を

口に運ぶ。

あなた「んん!これ美味しい!」

店主「気に入ってくれたかい?」

あなた「笹川さん、これ美味しい!
     30個頂戴!
     あと最中を20と
     つぶあんとこしあんのおはぎをそれぞれ10と、 
     ラムネも頂戴!」

店主「はいよ!ちょいとお待ち!」

買いすぎじゃないか、と思うだろ?

私は力持ちなので、大丈夫なの!

鬼だしね…

店主「今日はあの傘ささないのかい?」

あなた「あれは日除けの傘なのw
     今日は、曇りだからいいのw」

店主「日除けの傘なんて使うのかい!w
   そりゃあまたお洒落だな!」

あなた「そうかな?w」

店主「はいよ!注文のお菓子だよ」

あなた「ありがとう!」

店主「毎度あり」

あなた「あっ、そうだ!」

あなた「帰りに大福5個取りに来るから
     用意しといてもらえる?」

店主「!?まだ食うのかい?w」

あなた「私の家の人へのお土産だよw
     よろしくね!」

店主「わかった、待っとるでー!」

私は甘味処をあとにする。

蝶屋敷へ急がないとね!





あなた「こんにちは!」

大きな蝶屋敷の門の前で叫ぶ。

アオイ「はい、いらっしゃいあなた」

あなた「こんにちはアオイちゃん!
     これお土産ね」

私は持っていたお菓子をアオイちゃんに渡す。

アオイ「いつもいつもありがとう
    カナエ様に用事?」

あなた「うん!今話せる?」

アオイ「いつもの部屋で待ってて
    すぐに呼んでくるから」

あなた「ありがとう!じゃあまたあとでね!」



私はいつもの部屋、蝶屋敷の一番奥の

日の全く当たらない部屋へと急いだ。

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