第4話

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2020/03/20 02:28
私は風を切るように走る。

てか、ほぼ風よ私w 

鬼の時に本気を出して走れば列車と同じくらい速いしw

人の時でも100m5秒で走るのよ?

(鬼だからなんでもありなんですごめんなさい)



~しばらく後~
 
ようやく家に着いた。

あなた「ただいまー」

有一郎「お帰り…」

あなた「お茶入れてくr…」

有一郎「じゃあ、僕もう寝るから。おやすみ」

あなた「…はい、お休みなさい」


この子は時透有一郎くんです。

私がほとんど誘拐してきたようなものです。

で、今は私の屋敷に住んでるの。

私の屋敷は元々師範と暮らしていた家だけど、

異様に広いので、男の子一人なら、飼える。
(違う)





私と時透兄弟との出会いはけして良いものではなかった。

私はその日、非番であったため猪を狩りに山に出ていた。

あなた「今日は良い獲物がいな…ん?」

おかしい、

おかしい、おかしい、おかしい、

こんなに山の中なのに、異様に血生臭い。


あなた「鬼っ…!」

私は走る。

山小屋みたいな家を見つけた。

あなた「!?」

そこに血塗れで倒れる黒い着物の男の子。

あなた「他に人がいないか見てきて。」

私は自分の鎹烏、

いや、烏じゃなくてふくろうなんだけど、の

桃に頼む。

桃「リョーカイ」

バサッと桃が飛び立つ。


私はその血塗れの男の子と二人きり。

そして私は最低なことを思い付いた。



あなた「新しい血鬼術、試そう…この子に」




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