第26話

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2020/03/07 06:34
あなたside
先生「今日は転校生が来た。
  橘。自己紹介しろ」


『橘あなたです。よろしくお願いします』


先生「んじゃ、1番端っこの猪狩の隣な」


『はい』
私は先生に言われた席につく。

あ、長谷川と同じ席………。

この席嬉しいんだけどさ……。

長谷川と同じっていうのが、さ………。

あいつらのこと思い出したくないのに。

ヤバイ、今日ほんとにイライラしてる。

あー、やばいぞーーーーーーーー。
先生「んじゃ、教科書開け~。
  授業始めるぞ~」


生徒「はーい」
………………届いてねぇ…。

まぁ、いいか。一応ノートはあるし、

それ開いておけば聞いてますよー、

的な感じな雰囲気なるくね?

よし、それでいこー。



























暇。
猪狩「あなた、教科書は?


『ん?届いてない』


猪狩「は。何で言わないの。
  見せてやるから机くっ付けて」


『蒼弥がくっ付けてよ。
 私めんどくさいから動きたくない』


猪狩「はぁ……。はいはい」
そう言って蒼弥は机をくっつける。
『あ。私ここ習ったよ』


猪狩「え、まじ」


『こんなとこで嘘つくわけ』


猪狩「だよな。さすがエリートだな…」


『やめろ。もー、思い出したくない』


猪狩「ついこの間までのことなのに」


『うるさい。嫌なのは嫌だから』


猪狩「はいはい。
  とりあえず習ったは習ったでいいから、
  授業集中して」
めんどくさい………。

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