瑞稀side
猪狩「…………ッ」
橋本「…………//」
作間「…………!?」
井上「…………w」
高橋「…………」
『ヾ(o≧∀≦o)ノ゙』
みんな、固まってます。
はしもっちゃん、照れてます。
がりさんと作間、唖然としてます。
優斗、あきれてます。
俺、苦笑してます。
あなた、テンションおかしいです。
井上「優斗、あなたどうしたんだろ…」
高橋「ほんとそれ。帰ってきたら
急にこんなテンションになった」
井上「マジかよ……」
『涼!』
橋本「え、うん?どうした?」
『ご飯作ろう!』
橋本「うん!そうだね!」
あのテンションでご飯とか作れるのかよ。
大丈夫?怪我とかしない?
まぁ、はしもっちゃんいるから
危ないことはあんまりさせないと思うけど。
う~ん…………。任せるしかないのか……。
『涼、これどうする?』
橋本「それね、こーして………」
猪狩「やばい………。可愛い…………」
作間「あのテンション……………」
高橋「がりさん、作ちゃん。
あなたにみとれてないで宿題しなよ」
猪・作「はーい…」
いや、まぁ、誰でも見とれるよな。
あなたのあのテンションは異常だもん。
しかも可愛いし。
テンションおかしくなると可愛くなるって
どういうこと。
それならずっとおかしくていいんだけど。
その方が俺は好きだけどな~。
高橋「みずっくん」
井上「ん?」
高橋「ちょっと話いい?」
井上「うん、いいよ」
話……。
優斗の話ってちょっと怖いんだよな……。
何言われるかわかんねぇし……。
しかも声のトーンが低い。
トーンが低いって言うことは絶対いい話じゃない。
はぁ………。何言われるんだろ………。
俺はそう思いながら、優斗の部屋に行く。
井上「どしたの」
高橋「いや、今日さ、
あなたの家行ったんだよね」
井上「うん」
高橋「それでさ、すごく厳しそうな
おばあさんとおじいさんいたんだよね」
井上「おばあさんとおじいさん?」
高橋「うん。あなたが本音とか言わなくて、
あんな性格になったの、
あの二人のせいなんじゃないかなって……」
井上「あの二人、の、せい………」
高橋「これは、俺の予想。
本当かどうかはわからないよ……」
井上「そう…………」
あの二人のせいか……………。
じじいとばばあ……………。
あなたを守りたいと言う気持ちと同時に、
殺したいという感情が芽生えた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。