第4話

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2019/11/04 01:48
あなたside
橋本「あなた。話があるんだけど・・・」


『その前に、
橋本「あー、名乗ります、名乗ります」
 なら早くして』


橋本「はい。てことで自己紹介しよう」


井上「はしもっちゃん。こいつの
  いうこと聞きすぎ」


橋本「いーのー」


高橋「言っていい?」


井上「あ、どーぞー」


高橋「高橋優斗、大学2年。誘拐殺人担当」


橋本「橋本涼、大学1年。殺人担当!」


井上「井上瑞稀、はしもっちゃんと
  同い年だけど大学行ってない。
  殺人担当」


?「えぇーと、猪狩蒼弥、高校2年。
 誘拐担当です」


?「作間龍斗、高校2年、誘拐担当です!」


『優斗、涼、瑞稀、蒼弥、龍斗。
 おっけ。わかった!』


井上「お前も言えよ」


『教えたくないんだけど』


橋本「え?教えてくれたよ?」


井上「だって。早く言え」


『チッ。橘あなた。高校2年』


猪狩「え、!?高校2年!?」


作間「同い年、誘拐した・・・?」


高橋「そうなるね」


猪狩「しかも、その制服長谷川だよね!?」


『そうだけど・・・』


井上「は、長谷川!?超エリート高じゃん!」


橋本「あなた・・・・・。
  そんなエリート高なの。
  俺ショック・・・・・・・」


『いやいやいや。そんな
 エリートじゃないから凄くもない。
 涼に関してはマジで意味わからない』


橋本「あなた冷たい~」
ギューーー
『暑苦しい。離れて。ていうか
 話って何。そろそろ本題入ろう?』
なんか、どんどん話ずれてきてる。

早く本題入ろう?
高橋「あなた」


『何・・・』


高橋「俺ら3人。殺人担当のみんな、
  あなたと話してわかったんどけど」


『うん?』


高橋「あなたのこと、殺せない」


『・・・・・は?』
待って?全然意味わかんないんだけど。

私殺されるためにここに来たんだよね?

なのに殺せない?え?殺し屋でしょ?

殺し屋って人間どんどん殺していくんだよね?

話しても最後には結局殺すんだよね?

え、何。殺し屋って殺せる人と

殺せない人がいんの?ビックリなんだけど。
『それで?私をどうするの』


井上「ここに閉じ込める」


『ここに?・・・・・・どこに?』


橋本「ぶふっww」
いや、どこに?ってなるくない?

だって閉じ込めるって言われても

閉じ込めるような場所ないし、

箱に閉じ込めるとか言っても箱ないし。

ね?どこに閉じ込めるのって感じじゃない?

あと涼?私の肩に顔埋めて

吹き出さないでくれる?

くすぐったいし、普通にヤバイ。
『ねぇ、涼。そろそろ離して』


橋本「いーや。あなたがギュッて
  してくれたら離すよ?」


『嫌だ。もうこのままでいい。
 で、この家?に閉じ込めるの?
 それはそれで嬉しいけどね』


作間「嬉しいの?」


『生活費浮くし』


井上「ふざけんなww」


『学校行きたくねぇし』


猪狩「エリートなのに?」


『だからエリートじゃねぇって』


橋本「あらま。お口が悪いこと。
  キスしちゃうぞ?」


『性格キモいぞ?そしてキスって何』


高橋「え?」


井上「はぁ?」


猪狩「えぇ?」


作間「ん?」


橋本「あなた、マジで言ってる?」


『え、うん。ね、近い』


橋本「照れてる?」


『違うから』


井上「今初めてお前のこと可愛いって思った」


『何がだよ。気持ち悪い。
 あとお前じゃない。あなた』


井上「やっぱり可愛くない」


猪狩「でもさ、キス知らない人、
  マジでいるんだね」


高橋「それ思った」
ねぇ、キスって何?

知らないといけないやつなの?

だってみんな驚くんだもん。

知っとかないといけないやつなのかな?
橋本「あなた」


『ん?』
涼は私の肩に顔を埋めながら私の名前を呼ぶ。

お願いだからそこで喋らないで。

ホントにくすぐったい。
橋本「ホントにここにいていいの?」


『何で?』


橋本「不自由だよ?外に出られないし、
  買い物もいけないよ?
  友達にも会えないよ?」


『別にいいよ。だって
 外に出てもすることないし、
 買い物はネット?で出来るし、
 友達いないよ?だからいいの』


橋本「何その・・・・・・・・・・・・。
  あなた~~・・・・(T^T)」
ギューーー
『ちょっ、ちょっ、ちょっ!!
 涼!!泣きながら抱きつくな!
 バカぁぁ!!』


橋本「バカはひどい~・・・(T^T)」


『ちょぉ、もう瑞稀!!』


井上「何」


『涼離して!』


井上「はいはい。はしもっちゃん。
  離れろだって」


橋本「いーやーだー」


『涼!!』


高橋「はしもっさん・・・・。離せ・・・・・」


橋本「あ・・・・・・。ごめん。ごめんね?」


『ううん・・・・・』
やっと離してくれた。

でもちょっと寂しい・・・。

( ゚д゚)ハッ!!

何考えてんの私。人の温もりとか

1番嫌いなもの。

私どうしたんだろう。話すの

楽しいとか思ったり、

離れるの寂しいとか思ったり・・・・・。

なんで・・・・・。どうしたんだろう・・・。

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