第2話

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2019/08/26 09:39
あなたside
めんどくさい。ダルい。行きたくない。

私には大嫌いな場所がたった1つある。

それは学校・・・・・・・。

勉強が嫌いな訳じゃない。

いじめられてる(?)けどいじめが原因じゃない。

私は人が嫌い。人間って言う存在が大っ嫌い。

友達なんかいらない。一人で生きたい。

他人に指示される人生なんてまっぴら。

だから中学2年くらいから私は一人暮らし。

家出するって言っても親は

すんなり許可してくれたし、

生活費だってくれた。

学費も払ってくれてるし、困ったときは

なんでもしてくれる。

そんな親には一応感謝してる。一応。
ガラッ
『・・・・・・』
私はなにも言わず、無言で教室に入る。

うちのクラスは毎朝、教室にはいると同時に

挨拶しないといけないんだけど

私は毎日してない。別に良くない?

いくら×印がついたって、先生に怒られたって

そんなの私の勝手でしょ?
「うっわ。あいつ、今日も
無言で入ってきたよ」


「あいつマジたち悪いな」


「委員長、×印」


「言われなくても」
ポンッ
「ぃった・・・くもなかった」
投げられて当たったのは紙を丸めたボール。

なんで痛いとか言ったんだろう。

私バカじゃんww

あ、そういえば今日小テスト?

まーじかー。まぁ、できるか。

こんな私だけど勉強はできるんで。
ガラッ
先生「はい、きりーつ」
ガタガタガタ
先生「れーい!」


「「「お願いしまーす」」」


『・・・・・・・・・・』
挨拶とかめんどくさい。

なんでいちいち言わないといけないの?

ホント学校ってどうにかしてるよ。
先生「たちばな!!授業受ける気ないなら
  教室から出ろ!!」


『わかりました~』
やった。今の聞いた?

教室から出ていけって。

先生から言ってくれた。ラッキー。
先生「あ、おい!テストはやれよ!!」


『出ろって言ったのは先生でしょ?』


先生「いや、うん、まぁ・・・・・・。
  言い方が悪かった!
  テストしてから出ろ!!」


『チッ。わかったよ・・・』
ガタッ
マジダルい。教室から出ろって言ったの

先生じゃん。意味わかんない。

ホントに人間嫌い。
先生「よーい、始め!!」
何この問題。簡単すぎだろ。

こんなのわかんない人いんの?逆に。

・・・・・・・・・・・・・・・うん。バカにしたわ。





























先生「はい、終了!!」
あ~!やっと終わった~!

マジで暇だった!!!!
先生「後ろから集めろよ!」


『あ、よろしく』
て言って、前の席の子にテストを渡す。
『私出ろって言われてるから』


「あ、え、」


『じゃあね』


先生「あ、おい!橘!!!」
ガラッ
私はスマホを持って出る。

出ていけって言ったのは先生だよ?

人の指示に従うのは嫌だけど

都合がいいときは従うよ?

だって授業受けなくていいんだよ?

めっちゃラッキーじゃん。

そして私は学校から出る。もちろん裏から。

表から出たらバレるし、

学校にいても暇だもん。

ということで、外に出ます。
『どこに行こう・・・』
あんまり遠くない方がいいよね。

学校のチャイム、

なるべく聞こえた方がいい。

あ、あそこ!海のところの岩!ww

でもよくない?眺めいいし、海がきれい。

あそこにいよう。
『~~~~~~🎵』
ちょっと鼻唄。結局、授業出なくても暇。

何しようかな。あ。私ここで寝れる。

ということで、寝る。おやすみ。
『・・・・・Zz』


?「あれ?」


?「長谷川高校?」


?「どうする?」
ニヤ (。-∀-)
?「いきますか」

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