-when I was little-
幼い頃、私は両親を亡くした
両親は買い物に行くと言って
二度と家に帰ってこなかった
親戚の人達は
知らない人ばかりで
私の両親のこと、みんな嫌いだった
その子供だから、私も邪魔者扱いを受けた
でも、あるおばちゃんが私のことを育ててくれた
私の母のお母さん
いわゆる私のおばあちゃん👵
なぜかは分からないが、あったことがなかった
でも、私を助けてくれた人はおばあちゃんだけだった
私はおばあちゃんのところで2年程生活した
おばあちゃんは病弱で、脳梗塞で死んだ
私はまだ子供
確か小学二年生ぐらいのときだったと思う
それから親戚の家を転々とした
どのお家も私を受け入れてはくれず、今の時代で言う、虐待的なのも受けていた
小さい私にはそれが苦痛で
なんと白髪まで生えていた
中学二年生の時まで親戚の家にいたが、耐えられなくなり家を出た
しかし、まだ子供なので
1週間に何回か親戚の人が来たり、私が行ったりする
私は早く大人になりたい
自由になりたい
だからこそ、学校での生活が好きだ
友達と笑い合いながらお喋りをする時間は
私にとってとても大切で
その一瞬のために毎日頑張っている
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。