第7話

また涙
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2018/04/25 10:14
まふまふ
よしっ。マーク、ついた
耳元で声がしたと思ったら、今度は顔を真っ赤にした顔が目の前に現れた。
そらる
お、まえ…後付けんなって…
まふまふ
なんでですかぁ?そらるさん、うれしそうですけど
そらる
まふまふ、いい加減に──んあっ
ぶかぶかな服の中に、大きなまふの手が入ってきて、胸の突起物をいじり始めた。
そらる
このっ、病人は大人しく寝て──
まふまふ
イヤダ
そらる
はぁ!?俺移されたくないんだけど!?
まふまふ
ボクは、そらるさんに、カゼうつしたいです。
そらる
んんっ!?
だめだ。今は、こいつを寝かせてやらないと、いけないんだ。

わかってる。わかってるはずなのに、体が反抗しないのはなぜなのだろう…。








仰向け状態で足を持ち上げる体制で、まふは指を三本ほどいれ、ヌルヌルをかき混ぜていた。
まふまふ
そらる、さん…大丈夫ですか?
そらる
この、変態め…酔い冷めてんだろ
まふまふ
はい
そらる
このやろ…んぁっ!
解してヌルヌルな俺の後孔に、硬く熱い大きなモノが入ってきた。
まふまふ
すんなりと挿入りましたね
そらる
そりゃ…さい、きん…毎日、ヤってる、から…
まふまふ
そらるさんのトロけた顔、すごい可愛いです
そらる
おまっ、年上に、可愛いとか…
まふまふ
だって、本当に可愛いんですもん
そらる
何、言って…んぁっ!
せめてもの反抗を口にしようとすると、いきなりまふが俺の奥を突き始めた。その上突かれる度に出る声が、更に恥ずかしさを煽った。
そらる
あっ、やめっ、やめろってぇ…
まふまふ
嫌ですよ。まだ、始まったばっかりです
そらる
やだ、ひゃぁっ!
腰を少し持ち上げられ、熱は俺の奥を何度も突いてくる。声は抑えたくても抑えられなくて、気持ちとは裏腹に快楽は襲ってきた。
そらる
まふっ、まふぅ…
まふまふ
なんですか?…あっ
俺は無意識にまふの名前を呼んでいて、腕を伸ばして肩にかけていた。

動きは止まり、まふが息を飲んだのがわかった。
そらる
ねぇ、まふ
まふまふ
はいっ
そらる
無理に笑うなって、前にも言ったぞ?
まふまふ
っ!
自分でも、今自分がなにを言っているのかわからない。なのに、まふの笑っているん顔がぎこちなくて、見ていられなかった。
そらる
さっきのこと引きずってるなら、もう気にすんな。ずっとそばにいるし、お前より早く死なないように頑張るからさ
抱き寄せた体は熱くて、それは風邪のせいなのか、それとも運動のせいなのか、わからなかった。
まふまふ
ごめんなさい、そらるさんっ。ボク──
そらる
わかったよ。そばにいるから、な?
前髪をよけると、涙で濡れた、幼さを思わせる顔が顕になった。
そらる
ほんと、子供みたいだな
小さな声で呟き、額に口付けを落とした。

…と、そのとき。まふの体がいきなり動き、寝ていた体が起こされた。
そらる
うえっ!?

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