〚もしもあなたさんがメンバーだったら〛
※はじめしゃちょーの彼女でもなく
プロフィールの職業も無視してください。
何やらあなたちゃんとたなっちの
距離が近い。
たなっち 絶対あなたちゃんのこと
好きだろ…
目が優しすぎる。
俺にはバレバレだ。
2人が近いことが面白くなくて
無理やり引き離した。
たなっちからの視線が痛い。
が、そんなことは気にしない。
あなたちゃんはいつも面白い企画を持ってくるので
ミーティングがすごく盛り上がる。
そして 必ずその企画は採用される。
うちの自慢のメンバーだ。
ファンも多い。(男女関係なく)
その反面 少しライバル意識を持ってしまう。
前にこんなことを言ってみた。
あなたちゃんがけたけた笑う。
俺のこと 俺の知らないところで
考えてるってことじゃん…
え、自信過剰 ?
いやだって そういうことだよね ?
うわぁぁぁ 顔が熱くなってくる。
急にあなたちゃんが真面目なトーンで話す。
目が合う。
目が そらせない。
次に何を言われるのか勝手にどんどん
想像してしまって 心臓の音がうるさい。
ちょ、
ん ?
さっきの空気はなんだったんだ…
でも、あなたちゃんと ともたかの話を
聞いている限り 俺が想像した言葉ではない
ってことがよくわかった。
期待してしまった分
ため息が出るほど がっかり。
そんな会話をしたことがあったなぁ。
今思い出してもため息が出てしまう。
…またこの子は面白いことを
思いついたらしい。
ちょっとカマをかけてみよう。
ダメじゃないっす。
可愛げ無いことをいいつつ
笑みが溢れてしまう。
すき !?
すきって
好き !?
Love !?
like !?
と、焦って名前を呼んだが
もうそこには誰も居なかった。
いつもいつも振り回されてる
よーへー先生なのでした。
𝐹𝑖𝑛.
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。