〚もしもあなたさんがメンバーだったら〛
※はじめしゃちょーの彼女でもなく
プロフィールの職業も無視してください。
なんだか あなたさんとよーへー君が
良からぬ話をしている気がした。
抜け駆けはダメダメ。
あなたさんはみんなのなんだから。
…といいつつ 、自分も
2人きりになれるチャンスがあれば
独り占めしてしまう。
あなたさんはよく人間観察をしている。
意識的にというか 無意識に ?
他人の細かい変化によく気がつく。
だから 嘘を見抜くのもはやい。
ドッキリやサプライズなどは
すぐに気づかれてしまって 未だに
成功した試しがない。
俺は企画や編集、撮影で
ことごとく失敗をして
めちゃくちゃ落ち込んだ時期があった。
(ついでに眼鏡も無くした)
俺はそれでもあまり顔には出ない方だ。
でも お見通しだったようだ。
ーーーーーーーーーー
コンビニにて。
あなたさんは何やら真剣に
アイスを選んでいた。
その目。
その表情。
アイス2つを掴み 颯爽とレジへ
向かったあなたさん。
外で待っていると ニコニコしながら
コンビニから出てきた。
手にはアイスが入った袋と
もう片方の手には から揚げ。
お、いきなり運気アップか ?
もしかして…
キラキラと笑うあなたさんが
眩しい。
いや、美味しいものよりも 俺は…
あなたさんが笑って傍にいてくれるなら
それ以上は何も望まない。
HAPに着いてから さっき買った
アイスを2人で頬張っていた。
なんて じゃれていると
…嫌な予感。
嫉妬。が 顔に出てしまう。
せっかく 2人だけで楽しかったのに。
そういうと サッとさっきまで自分が
持っていたアイスと俺が食べていたアイスを
交換して 持ち去った。
さっきまであなたさんが食べていた
カップアイスはすでに中身が無かった。
それを見て まるであなたさんが
はじめさんに連れていかれてしまったこの状況と
同じだなぁ なんて…
思ってみたり。
𝐹𝑖𝑛.
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。