〚もしもあなたさんがメンバーだったら〛
※はじめしゃちょーの彼女でもなく
プロフィールの職業も無視してください。
HAPに着くとすでにあなたちゃんがいた。
少し胸がザワっとする。
明らかにあなたちゃんが落ち込んでる。
だから 寝泊まりしてまで編集頑張ってたんだ。
なんという向上心。
そういうところが好きだ。
いや、そういうところも好きだ か。
はじめが"ゆ"の のれんから登場した。
…
てか、2人距離近くない ?
何何 ?
もしかして 昨日の夜中もこんな距離で
ここに一緒にいたわけ !?
ちょっと…
いや、すげぇ モヤモヤする。
たぶん今顔に出て…
横目ではじめをちらっと確認すると
俺を見て ニヤニヤしていた。
これたぶん気づかれてるな。
あなたちゃんに怒られ
一気に静まる俺ら。
あなたちゃんからいい香りがする。
ここのシャンプーとかの香りじゃないな…
じゃあ なんでこんないい香りが。
やべ 全然集中出来てなかった。
と 言うのも虚しく無視され
あなたちゃんはさっき出勤してきた
たなっちの所へ行ってしまった。
あぁ…
同じ気持ち …
あなたちゃんが好きなのは自分だけではない。
そう思っていたけど、ライバルは手強い。
…今日も撮影 頑張ります。
𝐹𝑖𝑛.
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。