第5話

ロミオとジュリエット

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2020/10/29 15:05

カラ松

…「誰か来るな。かくれよう。」

舞台の上ではカラ松が
ロミオの衣装を着て
劇の練習をしていた。

あなた

…カラ松？

カラ松

…！
…あ…あぁ…あなたか…よかった

あなた

そんなに安心する事？
で、何の練習してたの？

カラ松

あぁ、これだ
【ロミオとジュリエット
の台本を見せる】

あなた

…へえー…ロミオとジュリエットかあ
…さっきカラ松が言ってたセリフってさ
ロミオのセリフだよね？衣装もそうだし

カラ松

あぁ、よく分かったな
でも相手役があまり練習に来なくてな。
なかなか捗らなくて…
…そうだ、あなた、良ければ
ジュリエット役を
引き受けてくれないか？
練習の間だけでいい、お願いだ

あなた

…は？

カラ松

頼む！

あなた

いやいやいや！！！
私なんかじゃカラ松の
足でまといになるだけだし…

カラ松

足でまといなんかになるものか
…あなただからいいんだ、なぁ…
……頼むよ

あなた

…うぅ………
…分かったよ…

カラ松

本当か！！！

あなた

…うん、下手だけどそれでもいいなら

カラ松

ありがとう！！！
【あなたの手を取って】

あなた

…///
…ほら、練習！！
するんでしょ！！！

カラ松

ああ！！！
…あ、台本なんだが、これ。
余りがあってな
これを使いながら演じてくれて
構わないからな【台本を手渡す】

あなた

……ん、分かった【台本を受け取る】

※衣装に着替えて…

カラ松

…綺麗だ

あなた

…っ…///
うるさいうるさいっ///
ほら、やろ

カラ松

あぁ、ここからで頼む

あなた

……【頷く】
「ああ、ロミオ。あなたはどうして
モンタギューのロミオなの？
…楽しかった舞踏会、せめてもう一度、
あなたのお声をきくことができたなら…」

カラ松

「ジュリエット……」

あなた

「あら？だれか……だあれ？
そら耳なのかしら、きっとそうね。
こんな夜にお庭にいる人なんか
ありはしないもの。」

カラ松

「ジュリエット」

あなた

「あら、また、だあれ？
返事をしてちょうだい。
…やっぱり空耳。でもへんね、
風の音かしら？」

カラ松

「ジュリエット」

あなた

「たしかに聞こえる！
誰かお庭にいて私を呼んでいるのだわ！」

カラ松

「ジュリエット」

あなた

「（ロミオの声を真似て）ジュリエット…
もしや、ひょっとすると…」

カラ松

「ジュリエット…ジュリエット！！」

あなた

「あ、あの声……」

カラ松

「ジュリエット！！」
【バルコニーのセットは無いため
感情に任せて動いたカラ松は
あなたに抱きつく】

あなた

「ロミ…っ///！？」
【めっちゃ驚く】

カラ松

「会いたかった…」

あなた

「…ロミオ」
……っ///

カラ松

…っあ！！？//////
っす…すまん！！！
ここまで！！ここまででいいから！！
【急いで離れる】

あなた

…もう…大丈夫…？

カラ松

…あ、あぁ…///
ありがとう、とても、とても
上手く…美しく、綺麗だった

あなた

…///
お世辞とか、いらないから

カラ松

お世辞なものか、これは本心だ

あなた

……あっそ…///

カラ松

練習に付き合ってくれてありがとう

あなた

…うん、こちらこそ、ありがとう
カラ松が上手かったから
エスコートされたんだよ

カラ松

いや…オレは…

あなた

…カラ松、カラ松は本当に
演劇が好きなんだね
とっても上手だったよ
それに、かっこよかった

カラ松

っ！？！？///

あなた

…あ、ホームルームもうすぐ始まるよ？
衣装着替えたら行こっか

カラ松

…あ、あぁ……///
……//////不意打ちはずるいだろう…///(ボソッ)

✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -

十四松

終わりっすか！？！？

レイン

終わりっすね！！！！

十四松

カラ松兄さん今回
めっちゃ活躍してたね！！！！

レイン

だろ！？！？

十四松

ロミオとジュリエットのセリフは
調べたんでしょ？？？？

レイン

あ、うん、そうだよ

十四松

大変だね！！！！

レイン

え？あ？うん？
そうだね？？？？(謎)

十四松

〆よっか！！！！(唐突)

レイン

あっ、はい！！！！

レイン

じゃ！おそまつ！！！！

全松

おそまつ！

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第6話兄弟へ報告

レイン@気ままに浮上(低浮上気味)

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好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。