口を4割動かしつつ
6割片付けに集中した。
約束の19時。
ピーンポーン
ガチャ
ドアを開けると
ウォヌさんがいた。
隣の201。
間取りが違うから
なんだか新鮮。
低い声で優しく喋る
ウォヌさん。
あったかいな。そう思った
リビングに座り
机の上にあるご飯を口に運ぶ。
ピーンポーン
ガチャ
足音がして
リビングに入ってきた人は
仕事をして、疲れ切った顔だった
ピーンポーン
立て続けに、
スニョンさんとウジさんがきた
話をしていれば
4人は高校の先輩後輩で
友達らしい。
ジョンハンさんが一番上で
あとの3人は一つした。
私とミンギュがその一つした。
みんな優しくて
面白くて
楽しいけど、
どこかでスニョンを気にしてしまう。
全然関係ないのに、
あの笑顔、声。
全てが敏感に
反応してしまう。
二人で歩いた、
夜の道。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。